neillot’s diary

サラリーマンで三児の母の、はちゃめちゃ感あふれる日常

いきもの

のし袋と昔話5/5

「〇〇ちゃん!(オウムの名前)」 ご婦人はオウムに駆け寄り、しかと抱きしめた。 「本当にありがとうございます! 見つけて下さらなかったら、カラスに殺らやられていたところでした。 主人にもさっそく電話します。」 ご婦人はオウムを抱っこして、何度も…

のし袋と昔話4/5

ご婦人が帰られてから数分後。 旦那さんは ハトよりは大きい、あまり見かけない形の鳥が窓を横切ったような気がした。 旦那さんのデスクは、窓に向かって置かれている。 念のため外へ出てみると、カラスのカアカアという激しい鳴き声が聞こえた。カラスの声…

のし袋と昔話3/5

旦那さんの話はこうだった。 その日、旦那さんは早めに家を出て仕事をしていた。 すると、会社のインターフォンを 荒々しく鳴らす音がする。 玄関へ出向くと、とても焦った様子のご婦人が立っていた。 「すみません。さっきこちらの会社の屋根に、うちのオウ…

のし袋と昔話2/5

まもなくして旦那さんが起き出してきた。 「テーブルにあるのし袋、見た?」 こちらが聞く前に、切り出す。 「見たよ。誰かにお礼をされるような、いいことをしたんだね。」 「そうだよ。エヘヘ。」 ニヤニヤしている。 「おれ、ちょっといいことをしたんだ…

のし袋と昔話1/5

ある日の朝 いつものようにのそのそと起き出したnは テーブルの上に、のし袋を見つけた。 「ん?」 御礼と書いてある。 裏にはお名前と住所が書いてあった。 住所は、旦那さんの会社そばの住所であった。 お名前は、nの知らない方であった。 中身を確認す…

特殊能力が消えたら…

久しぶりに次男がおねしょをした。 「ママ…ぬれちゃった。」 一瞬にして目が覚める。 普段は、ぼけた発言で周囲に呆れられているnだが 夜中は寝ぼけない。 すぐに目が覚め すぐにはっきりした声が出る。 そして、すぐに動ける。 布団に足元を取られて転ぶこ…

くうを散歩する犬

nの母。 近所で、気になる人がいるのだそう。 詳細には その人が飼っているペットの、散歩のさせ方 が気になるらしい。 「ポメラニアンみたいな小型犬なんだけど、 洋服を着ていて胴体辺りからハーネスが出ているの。 飼い主の人は、ポメちゃんを地面から持…

無常を感じる現代っ子

長女「この冬休みは、 毎日ママと一緒にお昼ご飯も食べられて嬉しかった。 私、こんな生活がずっと前からしたかったんだ。」 nもです。 長女が小学生に上がってからの四年間ずっと憧れていた、 春休み、夏休み、冬休みに自分も家にいて お昼ご飯を一緒に食べ…

欲望のままに生きる3/3

仕事が始まる9時に着信音がなった。 母からであった。 「今日の予定、了解。 欲望のままに生きることの功罪だけど、究極は…仙人だね。」 …仙人? 世俗を捨てた人、ということ? 抽象的すぎて、余計にこんがらがった。 自分の本能の赴くままに生きるも 良いだ…

欲望のままに生きる2/3

ほぼ毎朝 nは、母に連絡を入れる。 夕方以降の動きを、お知らせするためである。 「今日は残業です。」 「次男の保育園のお迎えをお願いします。」「長女の習い事のお迎えは、私が行きます。駅から直で。」「夕飯は、あれとこれを作りました。冷蔵庫には何々…

欲望のままに生きる1/3

nの妹。 先日、旧ソ連時代のカルト映画を見たらしい。 惑星ソラリスとか? 主人公の俳優がギョロ目だったのが気になったらしく、〝ギョロ目〟を調べていたら、人相学に行き着いたよう。 「歳を重ねれば重ねるほど、 その人の性格や行動は、顔に現れてくるん…

野良犬、野良猫に聞いてみたい

真冬に思ったことを、真夏にも思う。 「こんな厳しい天候のとき野良犬や野良猫は、どこでどう過ごしているのだろう?」 真冬。芝生の上で、昇ってくる太陽に 目をつむって暖を取る 野良猫がいた。公園で 不動の姿勢で、朝日に体を暖めるハトがいた。 彼らは…

絆創膏と飴ちゃん

10代のあるとき 高さが無理めのハイヒールを履く機会がありました。 しばらく歩いていたら 案の定、両足とも靴づれをしました。 ヒールを脱いで、赤くなっているアキレス腱を触りつつ バス停のベンチで休んでいたら、 見知らぬご婦人が近づいてきました。 「…

さびない人2/2

子供たちの様子をちらちら見ながら、 土木漫画を読み始める。 第一巻が読み終わった。「さて、どんな方が描いて(書いて)いるのだろう?」作者のお名前は、とってもリリカル。「お若い女性かな?」 あとがきに作者のことが載っていた。 社会人になった息子さ…

お裾分けの範囲

近所の公園で、子供たちを遊ばせていたら 公園のベンチで憩っていたおばあちゃんから、 貝殻のキーホルダーをもらった。 「頂いていいんですか?」 「(うなづく)。しじみ貝が家に沢山あったからね~。」 「手作りなんですか!」 「(うなづく)。 まず貝を…

童謡と、涙と、おばあさんと

いまどきの子どもは 昔の童謡なんて歌わないのでしょうか。 童謡。 小学校で繰り返し歌いました。nが二年生の時です。 学期途中で担任の先生が変わりました。 新しく来た先生は、音楽の授業で童謡を好んで歌いました。 清く正しい、文部省唱歌でした。 当時…

一人の差は大きい2/2

楽しい楽しいおやつも終盤の頃 「あっ。こんなところに、たまごボーロが1個落ちてた!」 後から出てきた半端分。 そうです、 丸いおやつは、転がりやすい。 おやつの時間は 夢のようなひと時、から 油断ならないひと時、に豹変します。 少なくともn姉妹は…

一人の差は大きい1/2

お家でのおやつの時間、少しでも大きなおせんべいを、 少しでも形の良いクッキーを、 少しでも多くの味のラムネを、お兄ちゃん、お姉ちゃんより多く食べることに心血を注いでいた方は、 弟さん、妹さんではないかと思います。 「早く食べちゃお!」 おやつに…

刹那的な方たち

先週末、かめのじょうとお別れをしました。 n以外、もはや誰もお世話をしないのでnの仕事が立て込んだり、 残業が続くと 亀の世話までは手が回らなくなってしまいます。今は半冬眠していますが これからさらに暖かくなってくると…。 4月は別れの季節、と…

半冬眠の理由

昨年の夏、 長女は下校途中におじちゃんから亀をもらった。 なんでおじちゃんは 道端で亀を持って、たたずんでいたのか。 そして見ず知らずの女児に託したのか。 という疑問が、 保護者としてまず沸く。でもこのお話の内容から逸れていきそうので、nのおじ…

一字違い(別バージョン)

昨晩の入浴中。 仕上げ歯磨きも終わって ぐぶぐぶゆすぎをしていた次男。 お口の中に水を入れたまま、「がぁ~っ。」「ごお~っ。」 となにか大声でうなっている。 この、工場現場のような音は何だろう? 早くゆすいで、あったかい湯船につかってくだされ…。…

一字違い

昨晩の入浴中。 仕上げ歯磨きも終わって ぐぶぐぶゆすぎをしていた次男。 お口の中に水を入れたまま、「がぁ~っ。」「ごお~っ。」 となにか大声でうなっている。 この、工場現場のような音は何だろう? 早くゆすいで、あったかい湯船につかってくだされ…。…

元妊婦の、妊婦さん?への心配

家を数日空けると、生き物の世話が出来ない。 旦那さんの実家へ帰省する前に 飼っていたザリガニを、もといた川へ戻した。 キャッチ&リリース。捕まえてから、放すまでが長かった。 捕まえたのは、昨年の夏休み。 4ヶ月の間に、3匹のうちの1匹は、 お腹…

人生の順番

その昔 勝手に親しみを覚えていた人が、このほど亡くなった。 かなり遅れて、人づてに知る。その人は芸能活動をしていた。 TVにも舞台にも出ていた。 なので nが一方的に知っている、という方です。 肝不全のため、33歳で死去。 若い人が、亡くなる…。 家…

15年後の変貌

先日、友人の結婚式に参列した妹。 学生時代に同じサークルだった仲間の一人が挙式、 ということで 当時のメンバーがワイワイ集ったのだそう。 nは、妹のワイワイ仲間の数人を知っている。 妹からメールが入る。 「楽しかった!それにしても男性陣の老けっ…

ふうせんのはなし

第三子を妊娠中の話です。 長女5歳、長男2歳の頃は 風船と言えば、紙風船しか買ったことがありませんでした。 三人目が産まれる前に、ゴム風船デビューしました。 nが見ている前で遊ばせれば、安全だろうと。 妊娠中の貧血のためか 風船を膨らませるまで…

たまごのはなし

今から3年ほど前、三人目が欲しいなと考えていた時のことです。 たまご ー「安価で、栄養価の優れた食べ物」と 中学校の家庭科で習ったような気がします。 安価かどうかは個人個人によって感想が違うかと思いますが、 高栄養であることは、間違いありません…