2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧
第一週 お月見である。お団子を作った。 あんこと和える。味見をする。美味しい! 自画自賛しすぎて、食後胃が少々もたれた。 翌日の会社で。 「nちゃん。見た?雲の間から見えたお月様、きれいだったね~。」 と先輩。 お月様を眺めることはおろか、チラ見…
ここ数週間、ハロウィンパーティーで着る 黒マントを探していた。 買いにいく手間も時間も見いだせないためネットで検索していたが 目ぼしいものが見つからないまま、月末を迎えた。 先週末、近所の路上に ハロウィングッズを売る店が出ていた。 ここに、探…
今から9年前。 長女が保育園の0歳クラスにいた時は、かなりの高確率で ポリマーの嵐に見舞われていました。 園から汚れ服とオムツがワンセットになって返ってくるので、 一緒にぽいっと、洗濯槽へ入れてしまうことが多々ありました。 「やってしまった・・…
上記タイトルで「もしかして、アレのことかな?」 と想像できる方は、嵐のご経験者でしょう。 あの悲壮感…やっちまった感…どうしよ感。 「ポリマーとは、モノマーが複数くり返された重合体であって、その構造は…」とかいう専門的な話ではなくて、 なんのこと…
お茶目で愉快なマスターのいる居酒屋は、他の飲食店と同様 夕方からの営業である。 昼間。 店先の暖簾と赤ちょうちんは、店の中へしまわれている。 阪神タイガースの旗も、細かい白砂が入った琉球ガラスの瓶も、店内だ。 外からのぞくと、店内はひっそりと薄…
旦那さんはその晩、 お茶目なマスターのいる居酒屋さんに 十数年ぶりにふらっと立ち寄った。 久しぶりすぎてもマスターはちゃんと、いちお客さん を覚えていてくれたという。 飲んでいても、プロフェッショナルである。 飲みながら、マスターには珍しく 淡々…
近所に沖縄の地酒、泡盛を出す居酒屋があった。 まだnがお酒を飲めて、 自由な時間がたくさんあった時代に旦那さんと 数回ほど行ったことがある。 その店のマスターは、 沖縄の三味線、さんしんがとても上手かった。 初めてその店に行った日 n夫婦が結婚式を…
今回は、子ども達の知らない柄の便せんに書いた。 入れ知恵を授ける長女のいない、保育園の通園バックに入れた。 よし、これで抜かりなし。 「あっ。なんだろこれ?」 長男は お迎えに行った夕方、手紙を見つけた。 拾い読みで 差出人が分かったようだ。 「…
Rくんへ ピヨです。 この間のぼくのお手紙、読んでくれたかな?お姉ちゃんと「Rくんのママが書いたんじゃないか?」って言ってたね。 違うよ、 ぼくのママが書いたんだよ、もともとはね。ぼくはまだ字が書けない。 だからぼくのしゃべったことを、ママが手…
長女の入れ知恵によって、あっさりと書いた犯人がバレてしまいました。 neillot.hatenablog.com が、そんことでは諦めないn。 母は、しつこい&めげないのであります。 前回の失敗を教訓に 今度は、長男の保育園バックにこっそり忍ばせた。 便せんも、会社…
ひよこさんからの手紙は、 長男より長女が先に見つけた。「読みたい!読みたい!開けちゃダメ?」通信の秘密だから、ダメです。「ねぇねぇRくん~!お手紙が届いてるよ~!」 まとまった文章を、まだ読めない長男に読んで聞かせるということで 宛先人より先…
先週の続きです。 neillot.hatenablog.com Rくんへ ピヨです。元気に過ごしているかな? 突然お別れになってしまった時から 「ひよこさん、地面に落ちてるのかな。雨にぬれてるんじゃないかな。独りでブルブルふるえてるんじゃないかな。」 ってぼくのことを…
長男は 無くしたひよこさんを、しばしば思い出す。 決まって寝る前であった。「ひよこさん、今頃どうしてるかな…?」 「ぼくがポケットに入れなければ、無くさなかったんだ…。」夜になると反省する。 そんな状況を旦那さんに報告した。「長男はいつからそん…
ひよこさんを無くしたことは、その日の夜に 旦那さんに話した。 夫婦で共有すべき、最重要案件であった。 事の顛末を伝え、最後に念押しした。「明日、朝イチで”ひよこさん、無くしちゃったんだって?” なんて無神経に聞かないでね。」 「分かった。」 と答…
昨日からの続きです。 neillot.hatenablog.com どこにでもあるちっぽけな指人形でも 無くした本人にとって、ひよこさんは ”亡くした人” なのである。 心にぽっかり穴があく。 n自身も、8歳のとき とても大切にしていたぬいぐるみを 無くした。奇しくも長男…
長男が お気に入りのひよこの指人形を無くした。 出かける前「ひよこさんも持っていっていい?」と聞いてきた。 近所の買い物と、公園で軽く遊んで帰るだけの外出だったので nはOKした。 帰って来た玄関の前で、長男気付く。 「ひよこさん、いない!」 速…
週末 長女の習い事の付き添いで、広い体育館に行った。 早速リハーサルに入る長女の一行は、コーチに率いられて 体育館へと消えていった。付き添いの親たちは、残される。さて。練習が終わるまでの時間、何をしよう??普段は喉から手が出るほど欲しい 「一…
先日、久しぶりに謎のお屋敷の前を通る機会があった。 この秋から始めた長女の習い事の付き添いで、である。 「そろそろこの辺りに来ると、見えてくるんだったよな。」 しかしお屋敷は、 いつまでたっても見えてこなかった。 純和風の邸宅は、跡形もなく消え…
昨日からの続きです。 遠巻きに眺めるだけでは、謎はいっこうに解明しない。ある日の妊婦健診帰りに 謎のお屋敷に接近してみることにした。 正面玄関の前に立つ。表札は無かった。郵便受けも無かった。住人の車やバイク、自転車などの乗り物も いっさい見当…
近所に謎のお屋敷がある。 周辺の家々とは明らかに違う雰囲気で佇み、 そこだけが異空間であった。 「なんだろう、あの家は?」 前を通るたびに、興味をそそられた。 次男の産休中のことである。そのお屋敷は、妊婦健診を受けに行く道の途中にあった。 茅葺…
複合機に、原稿が残っていた。ファックス送信状である。 先輩が送ったらしい。 席に戻るついでに手渡した。先輩:「ありがとう~。 あっ、ヤダ!私、ファックスするつもりがコピーしてたよ。もう、ダメね。」 軽く凹んでいる。 n:「いやいや…忙しいとコピ…