neillot’s diary

サラリーマンで三児の母の、はちゃめちゃ感あふれる日常

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

8月

第一週 次男がとびひになった。登園許可が下りるまで保育園を休まねばならない。 仕事の休めるnが、看病係である。 「ひとりぼっちで保育園に行くの、さみしい。」と長男が言う。 仕事に行かないnを始め 夏休み中の長女は家にいるし、登園禁止の次男も家だ。…

ダメウーマン?

昨日までのあらすじ。後輩の結婚式でブルゾンちえみをやる同僚の、行き詰ったセリフ作成を nが引き継いだのでした。 同僚「いい~!私、”35”をどうしても組み込みたくて、止まってたんだよね。 こんな風には思いつかなかったな!どうもありがとう~これで…

余興にキャリアウーマン登場

同僚は、後輩の結婚式で ブルゾンちえみのパロディーを演じることになった。 元演劇部の彼女なら、面白おかしくやってくれそうな気がする。 「nちゃん…セリフ考えたんだけど、途中で行き詰まっちゃったよ。」 行き詰まる、ってことはかなり本気だな。 「ど…

結婚式の余興

とある昼休み。 歯を磨きながらトイレで同僚とお喋りをしていた。 同僚「今度サークル仲間の後輩(女の子)の、結婚式に出るんだけど、」シャカシャカごしごし…。n「挙式と披露宴?」シャカシャカごしごし…。同僚「ウン。で、私、余興頼まれて。」シャカシャカ…

マニキュアに時の経過を感じる2/2

蓋が開き、かつ 使用できそうなマニキュアは、一つだけ残っていた。 ブルー系である。 ピンクかレッドを塗りたかったが、 使い物にならないくらいに劣化していた。 ピンクは、あやしく三層に分離。うっすら揮発。 レッドは、どす黒い茶色に変色。同じくうっ…

マニキュアに時の経過を感じる1/2

子どものプールに付き添うと、否が応でも裸足になる。 「爪の色彩に乏しいな。」 自分自身のことに注意関心が向いた自分に、驚いた。毎夏プールに連れて行っているのに、自分の足元、ましてや自分の爪なんかに注目したことは、子供が生まれて以来、久しく無…

折り入ったお話2/2

先々のことをシュミレーションしながら、忙しく数日が過ぎた。 …まだ来ない。5日超であった。規則正しい周期の女性なら、確信を持って疑い始める頃である。 検査薬を買う前にもう一度、日にちを確認してみよう。 暴れ騒回る子供たちがいない空間で、落ち着…

折り入ったお話1/2

おかしい。 どうもおかしいぞ。 「あのぅ…折り入ってお話があるんですけど…。」 なんていう改まった前置きもなく、妻はいきなり本題に入る。 しかもメールで。旦那さんへ突撃だ。 「あの、遅れているんですよね。まだ来てないんですよ…今日で3日遅れです。…

けん伯父3/3

伯父には、彼女がいる。 私達が伯父の家にお邪魔するときは、その彼女が お世話をして下さいます。名前は吉野さん。 掃除の行き届いたお部屋、ふかふかのお布団、 アイロンのきいたシーツに、新しいタオルや石鹸。冷蔵庫には、食べ物やら飲み物を過不足無く …

けん伯父2/3

がぁこは 車のエンジンの音で、伯父が来たことが分かるのだそう。私たちが訪れた時も、エンジン音を聞き付けて 岸辺まで泳いできていた。 「なつくとかわいいだろう?」 がぁこは 一羽の水鳥を従えて泳いできた。伯父によると「しげじ」という名前だそう。 …

けん伯父1/3

ひで伯母さんの、だんなさん。 nの母の、お兄さんである。 ひで伯母さんが亡くなって、やもめとやった。 趣味は、バードウォッチング。 はて。nが小さかった頃は バードウォッチングなんてしてたかな? 「最近だよ。通ってる池があるんだ。」 nが子供たち…

ひで伯母さん3/3

当時の母は、シャネルのスーツを家着としていた。 オートクチュールのスーツが普段着になりうるような家庭ではない。 豪華とは縁のない、どちらかというと質素な家庭だった。 母はシャネルスーツの上から、地元スーパー2階の衣料部で買い求めた 「今月のマ…

ひで伯母さん2/3

ひで伯母さんには、子供が二人いる。 nのいとこだ。 そのうちの一人が結婚した。数年前である。 お相手の方は、明るく朗らかそうな女性であった。 結婚式の写真を見ての第一印象である。 以来、何かの折に帰省した際には、いとこのお嫁さんに会う。 お食事し…

ひで伯母さん1/3

nが小さかった頃。 夏休みは、母方の祖父母の家に遊びに行っていた。 そこには祖父母の他に 母の兄である伯父と、ひで伯母さんがいた。 nと歳の近い、いとこもいた。 ひで伯母さんは いとこより3歳年下のnを、可愛がってくれたように思う。「nちゃんを…

ティーンネージャーに告ぐ

夏である。 家の窓を開けっぱなしにする機会が増える。 集合住宅では、夏になるとご近所さんの声が聞こえやすくなる。 休日の午後。 廊下に近い部屋で洋服の整理をしていたn。 バタン!と乱暴に閉まるドアの音を聞いた。 うちか? 違う、上の階からだ。 「…

ひみつにしてても言ってしまう

「いくよぉ。せーの、せぇーで!ゴぉ~ン!!」 「いやっ、え? ん?? ん~っ??」 「その件につきましては、これから配る資料を・・・」 旦那さんの寝言である。 なかなかに聞き取れる位、はっきりした口調で言う。 寝言には返事をしてはいけない、と聞い…

ハサミと詠嘆

学校から配られたプリント、 夏休みの課題「読書感そう文 ようこう」がない。 数日前から、家の中を必死に探している。 大物の宿題をお盆以降に持ち越すと、 月末が大変なことになるので早めに取りかかりたいところ。 ありとあらゆる怪しい所を、探す。 あせ…

ハサミ

保育園にて。 次男のクラスで、ハサミを本格的に使い始めたよう。ざくざくと切れていく様が楽しいみたいで、 次男 夢中になって切っている。 何でも切れる、魅惑のハサミ。 自分が働きかけることによって、姿形が変わる。 応答性のある面白さに、彼の興味は…

職業 保育士。裏の顔は殺し屋2/2

また別の日、先輩と昼休み散歩に出た。先週末、先輩の保育園では 先生たちと保護者が主催する、盆踊り大会があったそうな。園庭の真ん中にやぐらを組んで、子ども神輿も担ぐらしい。 大規模なお祭りのようだ。 先輩の息子さんはMくんという。「Mは、夕方か…

職業 保育士。裏の顔は殺し屋1/2

会社の昼休み 連れ立って散歩に出かける先輩には、お子さんがいらっしゃる。 nの末っ子と同い年である。 二人で出掛けた際は、子供の話をよくする。 同じくらい、保育園の話もよくする。 先輩は、担任の先生をしばしば話題にする。 「今日も先生から指導が入…

ヴェルテルくん その後2/2

「女性の名前は明かしたくない。」 「恋愛が上手く実らなかったことは伏せておいてほしい。」 と、ご希望されて去っていったヴェルテルくんですが 彼の念押しは おっちょこちょいな発言をしたnのせいで、 まったく守られなかったのでした。 すまなく思いつつ…

ヴェルテルくん その後1/2

新しく入社した方に、ウッカリnが聞いてしまったため、 社内では ”ヴェルテルくんが気になっていた女性とは、誰ぞや?” という話題で持ちきりになった。 断りおきしておくと 会社の同僚たちは、ゴシップが好きな方たちではない。 どちらかというと噂話には淡…