neillot’s diary

サラリーマンで三児の母の、はちゃめちゃ感あふれる日常

夫と妻

守られに いく2/2

今回の発熱でnは数日使いものにならなくなった訳ですが 旦那さんは、家事も育児もそこそこできるということが分かった。 ソファーの上に子どもパジャマが脱ぎ捨てたままだったり、 靴下の片一方が廊下の真ん中に落ちていたり、 日没後なのにカーテンを閉めて…

守られに いく1/2

次男の発熱に始まり、一家での自宅療養中。 nは次男の濃厚接触者として、時差で発熱した。 予防接種をしていても罹る時は罹るらしい、38.5°ほどの熱が出た。 けっこう苦しい(呼吸困難による苦しさではなく、高熱の苦しさである)。 脱水症状にならないよう…

永遠の恋人たるか2/2

高熱と震えで搬送された父は二週間の入院期間を終えて、このほど退院した。退院の当日、お迎えが母一人では不安かと思い、付き添った。病院のエレベーターで、年の頃母より少し上の世代のご婦人と同じになった。同じ階で降りる。この時間帯に、同じ階で降り…

永遠の恋人たるか1/2

このほど父が高熱を出した。彼は基礎疾患がある。おまけに高齢だ。不随意の震えが止まらず、母は「これはきっと陽性である」と覚悟して、救急車を呼んだのだそう。医療が逼迫しているこの時期、どの病院も急患の受け入れがパンパンで、通報から8時間後に、自…

感度良し?!低めの設定基準3/3

昔からnは、気持ち悪くなることが日常的に多かった。 子どもの頃は自家中毒を起こしやすく、ひどい乗り物酔いもあった。 自家中毒は、思春期以降に現れなくなった。 けれども乗り物酔いは、大人になっても克服されていない。 体調が悪い時に換気が十分でな…

感度良し?!低めの設定基準2/3

とある晩、どういう経緯だか知らないが 旦那さんが飲み過ぎて気分が悪くなり、すやすや寝ていたnに絡んできた。 「気持ち悪いよ…飲み過ぎたと思うんだわ。」 シャンパンを一瓶開けてしまったようだ。 なにか飲む理由があったのか。ともかく安眠を邪魔されて…

感度良し?!低めの設定基準1/3

ある晩 旦那さんはお酒を飲み過ぎて、気分が悪くなった。 普段の食事で旦那さんはアルコール類を飲まないが、わりと強い方である。 お酒は好きなのだが、飲むタイミングと機会が普段の日常に無いだけであった。 日常的に飲んでいなくても、いつもより酔いが…

個人の判断が果たして許されるか

結婚式はおめでたい。 コロナで延期に延期を重ねていた旦那さんのいとこが、 この度やっと挙式ができることとなった。 招待された人は、お祝い事なので万難を排して参列するものであるけれど、 なんと長女の二次試験とカブった。 招待状の返信をする時に、 …

その睨み、妄想につき2/2

地元でビリヤニが食べられる店はないかと探していた友人に、 たまたまテイクアウトした近所のナンカレーのお店にあったことを LINEで知らせた。 しかしどういう訳か、送信先を間違えて 旦那さんに送ってしまった。 要らないビリヤニ情報を受け取った旦那…

冷戦

歴史のおさらい。冷戦とは… 二国間で、考え方の違いからくる相違が大きな亀裂となって 実際の戦争には至らないものの、非常に緊張した空気が漂っている状態。 社会主義と資本主義の考え方の違いによる、イデオロギーのぶつかり合い と捉えられよう。 国家を…

婚姻ケイゾクの理由とは2/2

相手のことが好きで結婚する。 自由恋愛の国においては、結婚の第一理由に挙げられよう。 異性愛から始まった恋愛感情は、 婚姻歴40年が過ぎるとどうなるか。 経年変化を経て 異性愛は、人類愛へと昇華するようだ。 脳梗塞で倒れた父を看病する母を見て、 そ…

婚姻ケイゾクの理由とは1/2

父が入院した。手術を受けるためである。数週間の入院となる。母はこの日を指折り数えて待っていたらしい。短期間でも念願のシングルライフが送れるから、だそうな。自分の好きな時に好きなことをし、自分の好きな時に自分が食べたいものを食べ、自分がやり…

しばし待たれよ

お花の宅配サービスで届いた菊を、葉っぱと組み合わせて 花瓶に挿した。 旦那さん、気づく。 「花、届いたんだね。ん、これは菊か?」 「そうだよ。メインの花が菊だった。」 「小さいな。しかも葉っぱが多くて、地味だね。」 「緑が多いと(地味よ)ね。暑…

危うし正妻ポジション

実年齢より若く見られることに 喜びと美への自信を見出す方も世の中多いと思いますが nの母に限っては、ちょっと様相が違う。 脳梗塞をやった父は、先日膀胱がんの手術を受けた。 入院当日。 悪天候であったため付き添いの母は、濡れても構わない スポーツ…

玄関開けたら…建築士の矜恃

搬入する際の経路や、部屋への入れ方を考えずに 大型家電を買う。 いかにもnがしでかしそうな過ちであるが、今回は違った。 「あと天井が3ミリ低ければ、廊下から入ったんだけどなぁ…。 思い出した、このリビングのソファーも、玄関の廊下からは入れられなく…

お連れの方は、正妻です2/2

先日、母はいつものように リハビリ病院へ父を見舞いに行ったのだそう。 コロナウィルスの影響で、お見舞いに制限時間が設けられ 一人10分までとなったらしい。 短くなった時間に、急いでいたのだろう。 みんなの集まる食堂をざっと見渡して(自分の夫が)…

お連れの方は、正妻です1/2

歳の差婚― nの父は、母より10歳以上年上であった。 当時母の通っていた女子高に、新任教師として父が赴任してきたのが 出会いのきっかけだったそう。 現在父は、脳梗塞後のリハビリ病院に入院中である。 母は、多少の不調はあるもののおおむね健康である…

おやじの淡い恋 おまけ

リビドーほとばしる?入院中の父の様子を、妻であるnの母に言うことは なんとなく躊躇したのだけれど その場でショックを受けるより (帰ってくれという意味合いのことを言われ、nは若干悲しかったです…) 二段構えで、nが前ショックを与えておいた方がダ…

ギャップは埋まるのか

父が脳梗塞で倒れた。 数週間の治療の後、リハビリ病院へ移されたのが先日。 転院先での様子も気になり、この間は有給をもらって お見舞いに行ってきた。 とても明るい病院だった。 それは 新しい建物のせいなのか、 スタッフの爽やかさからくるものなのか、…

脳梗塞で倒れたとき、妻は…4/4

「膀胱のここの部分が膨らんでいるのが分かると思います。泌尿器科の先生が癌の印象です、と診断しているんですね。」 レーザーポインターで 患部の周りをぐるぐると指し示しながら担当医が言った。 きましたね…いやな予感は的中しましたね…。 でも余命三か…

脳梗塞で倒れたとき、妻は…3/4

父がリハビリ病院へ転院する前の週、 担当医から脳梗塞の経過と、偶然に見つかった膀胱の腫瘍について 詳しい説明があった。 母とnは指定の時間にナースステーションへ行くと、個室に通された。 いやな予感がした。 前回、担当医からの経過説明の時は、 ナー…

脳梗塞で倒れたとき、妻は…2/4

脳梗塞で倒れて以来、 病院のベッドで寝ているだけの生活を送っている父ですが 少しずつ動ける範囲も広がり、車椅子にも乗れるようになった。 柔らかいゼリー状のものなら、口から食べられるようにもなった。 そんな矢先、同病院内の泌尿器科の受診を勧めら…

脳梗塞で倒れたとき、妻は…1/4

nの父が脳梗塞で倒れてからおよそ3週間が経った。 母は毎日病院へ通っている。 救急で診てもらい即入院となってから、様々な思いが去来しているようだった。 感情の起伏が激しい。 妹とnは、ふつふつと湧き上がるやさぐれた?怒りに近い気持ちの高ぶりを …

認知力がどう考えてもおかしい件

先月、住んでいる自治体から旦那さん宛に 風疹の抗体検査票が届いた。 定期接種を受けていない世代に、旦那さんも当たっているのだそう。 期間内であれば無料で検査できるので 速やかに病院へ行ってもらい、抗体のチェックを受けてもらった。 程なくして自宅…

取り戻さない忘れ物2/2

無くしちゃったから、新しいパンツ買いましょうかね? と聞いてみた。 「いや、自分で買うからいい。」とまたピシャリ。 買う時間なんて無いのに、どうするのだろうか。 旦那さんは 昔nからプレゼントされたパンツを活用するようだ。 人からもらった下着は(…

取り戻さない忘れ物1/2

旦那さんがスポーツジムでパンツを無くした。 スポーツ用でお気に入りだったらしい。 しょんぼりしている。 更衣室にて なんでパンツを脱ぐような状況になるのか? とnが問うと、 「シャワーを浴びたからだよ。」 と至極まっとうな答えが返ってきた。 なる…

呼び捨てでいいのか3/3

はなかっぱのおじいちゃん、はす次郎さん。 おばあちゃんのことを、名前 プラス ちゃん付け で呼んでいる。 「かすみちゃん。」 子ども向けのアニメに出てくるおじいちゃんが、連れ合いを呼ぶときは 「おーい。」「おまえ。」もしくは 「ばあさん。」や「お…

呼び捨てでいいのか2/3

そんな旦那さんと長女の会話を横で聞いていた次男は ここ数日、旦那さんに冷たい。 旦那さん「仕上げ歯磨きしようか。」 次男「ヤダ!パパはヤダ!」 旦那さん「ご本読んであげよう。」 次男「ヤダ!ママがいい。」 なんで嫌なの?と旦那さんが聞くと 答えて…

呼び捨てでいいのか1/3

先日nの誕生日があった。 旦那さんは、フルーツババロアを買ってきてくれた。 とりわけ生クリームが苦手な妻と、 ケーキが食べられる!というワクワクの子供たち、 この相反する二者の要望を ババロアは見事にクリアしていた、 ように思われた。 子どもたち…

12周年、大事なこともいろいろ忘れています

「なんでパパと結婚したの?」 次男が直球の質問を投げてきた。 子どもは不思議に思うのだろう。 なんで〇〇君のパパでも、 〇〇ちゃんのパパでもなく、パパなんだろう?と。 そこに他意はない。 「結構です!っておことわりする、つよい気持も理由もなかっ…