neillot’s diary

サラリーマンで三児の母の、はちゃめちゃ感あふれる日常

その他

手で押したからといって2/2

会社の皆さんからごみ箱を頂いてから、10年以上が経った。 当時は新品でスタイリッシュだったゴミ箱も、使っているうちに 角は欠け、ローラーの一部は潰れ、所々落ちない汚れも目立ってきた。 それでも決定的な破損ではないので、使い続けていた。 ところが…

ポリマーの嵐再び2/2

今夏に帰省した際、 夏場は子どもたちの帽子を洗うタイミングがつかめなくて…と 何気なく話したnの発言を、 義母のM子さんは素早くキャッチし、 私たちが帰った数日後に、 汗取りおでこパット アセステ を 送ってくれたのであった。 添えられた手紙には 「…

ポリマーの嵐再び1/2

久しぶりに、「ポリマーの嵐」をしでかしてしまった。 neillot.hatenablog.com 洗濯機から取り出す衣類に、 あの見覚えのある、水気をたっぷり含んだゼリー状の高分子吸水ポリマーが、 まんべんなく散らばっていた。 去年までは周期的に見舞われていたが、 …

親切な情報共有の先に3/3

旦那さんは、後ろから車ですすーっと近寄った。 窓を開けて、呼び止めようとした。 「きみ、〇〇君かな?さっき校帽を落とさなかった? あの建物の、植木の上に置いてあるよ。」 だが、思い留まった。 車から声をかけるなんて、不審者が最もやりそうな行動で…

親切な情報共有の先に2/3

ある日のこと、昼食から戻ってきた旦那さんは 会社の入り口で落とし物を拾った。 校帽である。 裏側のタグには、学校名と学年そして氏名が書いてあった。 下校途中に落としたのであろう。 目立つように 入り口の植木の上に、校帽を乗せておいた。 その後、旦…

親切な情報共有の先に1/3

旦那さんの帰宅時間は、遅い。 ある日の夜、会社そばのコンビニへ 近道である細い裏道を通って行こうとしたら、 塾帰りであろう女子中学生が一人、前を歩いていたそうな。 後ろからついてくる旦那さんの靴音に気づくと、彼女は 猛烈ダッシュで走り去った。 …

かぼちゃマフィンをめぐって2/3

ハロウィーンも近いので、作ってみた。 レシピで紹介されている量の2倍で。 理由は、家族が多いからである。 特に甘いお菓子は多めに作らないと、 n家では甘党男性たちの間で 不穏な空気が流れがちだからである。 「えーもう終わり?」不満。 「ああっ、ぼ…

かぼちゃマフィンをめぐって1/3

健康診断を受けた病院の待合室に、フリーペーパーが置いてあった。 赤ちゃん関連の情報誌である。 手作りおやつのレシピが紹介されていた。 「かぼちゃマフィン」 赤ちゃん関連の雑誌に載っているお菓子のレシピには、特徴がある。 家にある食材で作れるもの…

児童書は古本屋で

読書好きにな長女に、本を数冊買うことにした。 家にある本は、夏休みにほとんど読破してしまったらしい。 子どもたちを連れ、 いさみにいさんでデパート内にある大型書店へ行った。 少子化のこの時代、児童書コーナーは当然のように縮小気味で かつ、ライン…

ゴムがあだとなる

普段被っているつばの広い帽子に、ゴムを縫い付けた。 風に飛ばされないようにするためである。 ずっとやりたかった。 先日縫物の時間が取れたので、すかさず付けた。 長女長男の校帽に、新しく縫い付けたゴムとお揃いである。 つば広のおしゃれ風な女優帽は…

同感です

勘違い、思い込み、解釈違い、認識不足に不勉強、はたまた己の知識の乏しさ、 などなど…が 歳と共にだんだんと明らかになってきて 「最近、自分に自信が持てないのよ。」と とあるラジオのパーソナリティーがコメントしていた。 nも全く同感です。

のんびりを願う

先の三連休中。 「あぁ、早く普段通りに戻りたいなぁ。」 休みが続くと嬉しい反面、生活のペースが乱れる。 生活時間が、全体的に後ろへズレる。 前へズレることは、まずない。 (油断してしまい)寝る時間が遅くなる、朝起きるのが遅くなる、 よって朝食が…

5779年

ここ数日前から スマホの表示画面に見慣れない数字が 表示されている。 そういえば次男が、 nの目を盗んでスマホをいじっていた。彼が犯人っぽい。 日付の下のところに小さく、「AM5779年12月」とある。 5779年12月??? 今は年末なのか…? ユダヤ暦であっ…

波状攻撃を受けたくなければ

このほど長男がかかった腸炎が、時差でnにもうつった。 病人の身の回りの世話を一番している人にかかることは、 よくある。 発熱こそしなかったが 2日遅れで、長男と同じ経過をたどって悪化し そして快方へ向かっていった。 所要期間は、だいたい5日。 し…

間違いだと思う健康診断の結果

先月旦那さんが受けた健康診断の結果が 自宅に郵送されてきた。 さっそく開封する。 …いいのか? …よい。 明日の健康を作る 毎日の食事を用意しているのは、いったい誰であろう? 健康状態は、しっかり把握せねばなるまい。 妻の権限の拡大解釈である。 健診…

壁の穴、ほんとうに塞がる

子どもたちが寝室の壁に穴を開けてから 数年が経った。 neillot.hatenablog.com 昨冬、個人的に 働き方改革を成し遂げたおかげで(単に転職しただけです) ようやく穴を塞ぐ作業に着手できる時間が持てるようになった。 まずは陥没した穴を観察する。 どうも…

吸血スナイパーと山の熊さん

今月の頭に旦那さんの実家に帰省した際、なだらかな山を散歩しました。 5年前の夏休みにも行った場所です。 前にも見た、入り口にある看板は 相変わらず恐ろしげな文句で、来客を脅していました。 「最近、この付近で熊の目撃が相次いでいます。」 「山ヒル…

春に眠くなるもう一つの理由

深夜2時過ぎ。 目が覚めた。 ここ数日、夜中に起きてしまう。 子供たちが 布団内におさまっているか、 掛け布団をちゃんとかぶっているか、 上下逆さまに寝ていないか、 などを確認したいから、なのか。 子どもたちが連続して寝られるようになった今でも ま…

公園でスカウト3/3

「サックス、吹かれるんですか?」 思い切って聞いてみた。 「ええ、そうなんですよ。私もアルトサックスを吹きまして。」 その男性、退職する数年前に 老後の楽しみにとサックスを始めたのだそう。 会社勤めのかたわら、音楽教室に10年間通ったという。 退…

公園でスカウト2/3

「え、えぇ。コンサートに出ることになりまして、ここで練習しています。」 「楽団に所属されているんですね。 前もここら辺で吹かれていましたよね。散歩に来た時にお見かけして。」 「は、はぁ…。」 この男性は不審者なのか? 怪しい雰囲気はしないけれど……

公園でスカウト1/3

肌寒さも和らぎ 屋外で楽器の練習をするには、いい季節になってきた。 仕事を前倒しして片付けた とある天気の良い日、 いつもの広い公園で楽器を吹いていた。 すると、近い視野に人影が写った。 こちらを見ている? 不審者かな。 春になると現れ出すという…

ズレたまま気づかず

2月と3月は曜日の並びが同じである。 nがカレンダーに 家族の予定を書き込むと、どうなるか。 なぜかズレる。 長女長男の終了式が、2月。 給食終了も、春休み開始も、2月。 次男の進級式も、2月。 3月の第二週目で気づく。 「あれ、いつから春休みな…

仕事始め

通常業務が再開した。 長女と長男は学校へ、次男は保育園へ。 nは仕事へ。 昨年の仕事始めは 昨年にやり残した掃除を片付けることもなく お正月の余韻に浸る暇もなく 帰省した翌日から慌ただしい日常に巻き込まれていった。 しかし今年は緩やかなスタートで…

就活と終活

スマホが壊れた。 お財布を落とした!くらいのレベルで、緊急事態である。 スマホが故障したり不具合に見舞われる度に 「もうこの際、思い切って… 持たなくても良いんじゃない?」という囁き声が nの脳内から聞こえてくる。 そんな囁き声を、まいど打ち消す…

気になっている 近頃の疑問、五つ。

気になっている近頃の疑問。 一つ。 長女長男のキッズ水泳教室にて、保護者の観覧席でかかっているBGMが いつも雰囲気たっぷりなジャズなのは、 なぜか? 二つ。 長女、長男から口々に批難されても 耐えられる次男が、nの顔を見たとたんに 涙がポロポロと溢…

野良犬、野良猫に聞いてみたい

真冬に思ったことを、真夏にも思う。 「こんな厳しい天候のとき野良犬や野良猫は、どこでどう過ごしているのだろう?」 真冬。芝生の上で、昇ってくる太陽に 目をつむって暖を取る 野良猫がいた。公園で 不動の姿勢で、朝日に体を暖めるハトがいた。 彼らは…

百人一首 おまけ

二人のやり取りには、続きがある。行成さんも、清少納言さんの和歌を受けて こんな和歌を返している。 逢坂は 人越えやすき 関なれば 鶏鳴かぬにも 開けて待つとか 「逢坂の関は、今では廃止されて通行自由。 特に鶏が鳴かなくても、関を開けて 人を待ってい…

百人一首5/5

たまたま 旦那さんの蔵書にあった一冊を読んでいたら百人一首に収められている、清少納言の和歌に出くわした。 山本 淳子著 「源氏物語の時代」を参考に 和歌が誕生するまでの背景を 追ってみる。 その歌は 藤原行成という人物とのやりとりの中で生まれた。 …

百人一首4/5

中でも当時、一番謎だった歌は 清少納言の一首 よをこめて 鶏のそらねは はかるとも よにあふさかの 関はゆるさじ であった。 当時中学生のnは、 現代訳を読んでも、さっぱり分からなかった。 (中国の故事にならって)鶏の鳴き声をまねてだまそうとしても 逢…

百人一首3/5

古典文法を学習した中学生でも、百人一首は 謎が多かった。 謎1 歌の中に「月」が詠まれていることが多いが 「太陽」は詠まれていない。 考察1 太陽は、昔も今も 眺める対象では無いらしい。 しかも、みなさん夜更かし。 「有明の月が見える」ということは…