タピオカ、それが無かったら意味がない
長女には行ってみたいカフェがある。
地元にタピオカのお店ができたので、そこでタピってみたいのだという。
大流行からやや時差のある、個人的な興味の盛り上がり、
応援しましょう。
クラスの親友がお姉ちゃんと飲みに行ったらしく、
長女も背伸びをして ”なんかお姉さんぽいこと” をやってみたいらしい。
年上の兄弟がいて、ちょっと先のことを知っている友達の影響を
もろに受けまくる10代特有の、その追体験願望、叶えて進ぜようではないか。
ということで。
先週末、長女と次男を連れて行ってみた。
寒いこの季節
お飲み物のチョイスは、断然ホットである。
しかし、子どもは熱くて飲めないのであった。
店内にて冷めるのを待つこと数分。
nと同じアンチ甘党の長女は、半分も飲み終わらないうちに
早くも持て余し気味になっていた。
「私、もういらないや…。」
次男はいつまで経っても、タピオカを飲むことができなかった。
あともう少し、というところでタピオカは
エレベーターのように、するするとストロー内を下がっていく。
次男はタピオカ専用の太いストローで、息を吸いこむのが難しいようだ。
要は肺活量が足らないのであった。
「Kちゃん、あともう少し!あぁ~また下がっちゃったねぇ。」
長女の応援もむなしく、タピオカが次男の口に到達することは
なかった。
「ママ。タピオカって、この甘いぎゅうにゅうみたいな
おのみもののことなの?」
ち、ちがいます…。
長女が総括する。
「ミルクティー自体が甘いから、さらに甘いタピオカは、要らないんじゃない?」