neillot’s diary

サラリーマンで三児の母の、はちゃめちゃ感あふれる日常

母の憂慮

悲劇に気づくのは、決まって月曜日である。

しかも前もって気づくことはなく、その時になって

初めてミスが明るみに出る。

 

 

その日長女は

放課後に親友のお友達を家に誘い、遊んでいた。

 

小6女子ともなれば、おしゃべりが楽しくなってくる歳である。

二人で楽しげにおやつを食べながら、女子トークを繰り広げていた。

 

nは邪魔をしないように別の部屋にいたら

二人に呼び出された。

 

「ママ、今日、体育着がRくん(長男)のだったよ。」と長女。

「そうなんですよ。上着のサイズが違ってたみたいで。」とお友達。

 

上履きに続き、今度は体操着のまちがいか。やってしまった…。

ちなみに長女のサイズは160、長男は140、次男は130である。

 

「だから交換するために三年生(長男)クラスに行ったの。」

「それで教室戻って着たら、次男くんのサイズだったんですよ。」

「さらに小さくなった、っていう…。」

 

 

え!?

 

 

「私の160は、Kちゃん(次男)の方にあったのよ。

でももうKちゃんのクラスに行って取り変えてる時間が無かったから、

〇〇ちゃん(お友達)に着てもらったの。」

 

「で、私のを、Rちゃん(長女)が着たんです。」

 

 

ええええー!!

 

 

親友は130の服でもなんとか着られるそうなので、

急遽次男の体操着を着てくれたのだそう。

そして親友の体操着150を、長女が着たのだそう。

 

そうだっだのか…。

親友の子は、

長女が体育の着替えでワタワタしている様子をいち早く察知し、

三年生の教室へ付き添ってくれたという。

 

130の体操着を自分のと交換しようと提案してくれたのも、彼女であった。

 

「ありがとうね…でもごめん。〇〇ちゃん(お友達)にも迷惑をかけてしまったね…。

二人とも小さい体操着で、ちゃんと運動できた?」

 

「はい。大丈夫でしたよ。」

「うん、全然平気だったよ。」

 

 

準備運動の時に、先生に注意されやしなかっただろうか。

 

ラジオ体操はみんなが一斉に同じ動きをするので、動作が極端に小さいと

目立つのだ。

 

「そこの二人~動きが小さいぞ〜。

腕はもっと高く、しっかり伸ばす。

 

そんなミニミニサイズの動きじゃ、準備運動にならないぞぉ〜。」

 

 

「先生。実は体操着が、ミニミニサイズなんです。」

 

みたいなやり取りがあったのでは?