油揚げとなっとう
先日のこと。子ども新聞を読んだ長男次男が、時事問題に触れてきた。
「何でぷちーん大統りょうはウクライナへ攻め入ったの?」
「プーチン大統領は、ウクライナがNATOグループに加わって欲しくないようだよ。」とn。
「なっとうグループ?」
長男次男、ひとしきりなっとう連呼で
盛り上がる…
「じゃもう、なっとうでいいよ。
アメリカとヨーロッパ各国が結んだ軍事のお約束グループたよ。ロシアに対抗するために作られたんだよ。
ロシアはロシアで、なっとうグループに対抗する軍事のグループを作ってたんだよ。
仮に油揚げグループとするよ。ウクライナはもともと油揚げグループなのね。
ロシアはお仲間のウクライナを失うと、困るんだよ。」
「入ると困ります、って言わなかったの?」
「うーん…言ったんだけど、攻め入っちゃったんだよ。各国はやり方が荒々しいですね、って思ったからロシアに経済的なお仕置きをしているんだよ。」
「ロシアはお仕置きを受けても、ウクライナを失いたくない?」
「うん、ウクライナはロシアにとってかなり重要みたいだよ。
ロシアは昔、ソ連という名前の国だったのね。ソ連は崩壊してしまって、今は無いのね。
崩壊してからなっとうグループは、油揚げグループにお誘いしたんだよね。
我々のなっとうグループに入りませんか?かつおだし醤油や、海苔や葱などオイシイものも付いてきますよ、とね。
油揚げグループの国たちはこの先、油揚げ食を続けるか、なっとう食に切り替えるか?で迷ったんだよね。
だし醤油がオイシそう、とか海苔が魅力、と思った油揚げグループの国たちは、次々となっとうグループに入ったんだよね。
ロシアにしてみれば、かつての油揚げグループのメンバーが、どんどんなっとうグループに鞍替えしていくから、気が気じゃなかったと思うよ。
そんな流れで、ロシアにとってのウクライナは
油揚げグループの頼みの綱なんだよ。
ウクライナは油揚げとして、けっこう大きいの。地理的にもロシアにとって大事な位置にあるのね。」
「ふううん。
ぼくは納豆も油揚げもどっちも好きだけどな。」
…
油揚げもなっとうも、作る方法は違っても、
どちらも同じ大豆から作られます。