neillot’s diary

サラリーマンで三児の母の、はちゃめちゃ感あふれる日常

精密検査と仕事のだいご味2/3

検査後、

腹の空き よりも、さらに応える事態が待ち構えていた。

 

腹の張り である。

 

腸内に内視鏡を入れる際には空気も一緒に入れる。

腸管を広げるためである。

 

検査中

「空気を入れますのでね、ちょっとお腹が苦しくなりますよ。

ガスは積極的に出してくださいね。」

と看護師さんに言われたけれど、自由にガスは出せなかった。

 

医療現場であるので

社会的にマナー違反とされる行為を、ポジティブに犯すことに

ためらいはなかったのですが、

 

便意と関係のないガスは、

自分の意志では排出できないものなのかも、と感じた。

 

そんなこんなで

ガスが溜まりに溜まったnの腹腔内は、自宅に帰った後も

ゴボゴボと鳴り響いていた。

 

大豆製品や乳製品をちと食べ過ぎた、なんていう

うっかりなレベルではない。

 

下腹部の強力なゴボゴボにより、食べ物が全く受け付けられなかった。

 

いち早くエネルギーを体内に取り入れるべきなのに、それができない。

 

一日絶食しているにも関わらず、

お腹が張って、夕飯が食べられなかった。

 

 

ダブルで苦しかった。。。

精密検査と仕事のだいご味1/3

モビフレップを1リットル強飲んだ。

モビフレップとは、経口腸管洗浄剤である。

 

簡単に言うと、下剤。

大腸内視鏡の検査を受けるための下準備であった。

 

数十年前に

ひどい大腸炎にかかったことがあった。

 

突如、深夜に始まった未曾有の激痛に、もはや立つことができず

這ってトイレに行くこと、8~10回。

悪夢としか言いようがなかった。

 

モビフレップを飲むと…

およそ1時間後には、大腸炎の時のような

あの激痛が襲ってくるのか…再びあの悪夢がやって来るのか…

 

沈みに沈んだ気持ちで、その時を待った。

 

が、腹痛はやって来なかった。

 

順を追って、静かに下っていくだけであった。

細菌やウィルスなどの感染が原因の下痢ではないので、当たり前と言えば当たり前だ。

 

 

内視鏡検査の当日は、一日絶食する。

 

個人的には

下剤による「腹の痛み」より、

絶食による「腹の空き」の方が応えました。

11月

第一週

長いこと気になっているおもちゃがあった。

それは夏の終わりから、近所の駐車場にずっと落ちていた。 

つまりは誰かさんの忘れ物であった。

 

長男は下校途中に持ち主が取りに来たかどうか、

次男は降園途中にまだあるかどうか、チェックしていた。

  

「もらっちゃダメかなぁ?」

「ぼくたちのじゃないよ。」

「でも、ずうっとこのままだったら?」 

 

長い間忘れ物の存在を確かめているうちに、だんだんと“自分たちの物”

という意識が芽生え始めてきたよう。

 

 nは提案した。

「今度の土日を過ぎてもまだあったら…考えてみようか。」

 

提案しておきながら3,4回の週末が過ぎ11月。

小雨の降る日、次男と気になる忘れ物を見にいった。

 

そのおもちゃは、相変わらず同じ場所にあった。

 

「雨にぬれてるね・・・。」と次男。

 

nは決める。

「よし、今日から私たちが新しい持ち主になろう。

見つけてから三か月経ったし、もう取りに来ないと思う!」

 

 

眺め続けたあのおもちゃが、とうとう自分たちの物になった!

 

ネコババしてきたおもちゃで楽しく遊ぶ

わが子供たち…。

 

 

 

第二週

長男次男がかかった溶連菌の追跡検査があって、小児科を受診した。

 

しれっと頂いたおもちゃと同じものが、なんと小児科の診察室にも

置いてある。 

 

次男が小児科の先生に聞く。

 

「せんせいもちゅうしゃじょうで拾ったの?」

 

 

 …

 

先生はちゃんと買われたと思います。

 

 

 

第三週

ヘアドネーション

ちょうど一年前の今月、2年がかりで伸ばした髪を切って寄付した。

 

苦労して伸ばしたというより、

美容院に行けないうちに勝手に伸びただけであった。

 

あと一年待てば、また寄附できる長さまで伸びるであろう。

 

 

 

第四週

美容院を予約した。

 

「短くカットしちゃうんですか?」 

 担当の美容師さんは、やんわりと難色を示した。

 

 鋏を構えながら、

「いいんですか?いいんですよね、じゃあ切りますよ。」

と念押しの確認をすること、3回。

 

「まずはセミロングくらいの長さにカットしてから、様子みて

短くしていくこともできますよ。」

 

ショートにしようとするnを、何とかして

阻止したいらしい。

 

長髪をバッサリ切ることに抵抗があるのか。

美容師という職業に矛盾しているのではないだろうか。

 

 

鋏で始めにじょきっとカットをする時、「ああ。」と

残念そうな小声をもらした。

 

 

担当の美容師さんは、男性です。

 

職業上、女性の長い髪には

理想と、こだわりと、思い入れもあるでしょうが、

当の女性は、未練なんぞさらさらございません。

手で押したからといって2/2

会社の皆さんからごみ箱を頂いてから、10年以上が経った。

 

当時は新品でスタイリッシュだったゴミ箱も、使っているうちに

角は欠け、ローラーの一部は潰れ、所々落ちない汚れも目立ってきた。

 

それでも決定的な破損ではないので、使い続けていた。

 

ところが先日

ゴミ箱の一番のセールスポイントとも言うべき、要のペダル部分が取れた。

 

勢いをつけてペダルを踏み込んだ訳ではない。

 

 

キッチンの床に

はなかっぱのシールが張り付いていたので、

起きて早々剥がして捨てようとした矢先であった。

 

 

シール剥がしに、床を這いつくばっていたので

ペダルは、手で押した。

 

ペダル部分は、いとも簡単に本体から外れた。

 

 

nは、手で押して大事な記念の品を壊した。

 

 

男性並みの握力とは、一切関係ないとおもいたい。

手で押したからといって1/2

家のゴミ箱が壊れた。

 

下に付いているペダル部分を足で踏むと、蓋が開くタイプの

ゴミ箱である。

 

ごく普通の家庭用ゴミ箱ではあるが、nには思い出の品であった。

 

会社のみなさんが

結婚祝いに贈ってくれたものだからだ。

 

「え、ごみ箱でいいの?」

「もっと違うもの(生活感あふれていないもの)でも、いいんだよ?」

 

と先輩方に言われるも

とにかく当時は緊急に必要であったため、頑固にも

ごみ箱でゴリ押ししたのであった。

 

若干戸惑った先輩&同僚たちは、二つセットでプレゼントしてくれた。

 

一つはゴミ用、もう一つはリサイクル用にと。

 

 

自宅に届いた時には嬉しさのあまり

 

会社へごみ箱の写メ(要らない…)を送り、

「みなさんのお陰で、無臭な夏が過ごせそうです!」と連絡した。

アイディアをめぐって

個人のアイディアなんて
求められていない仕事を長くしていた。
 
転職してからは、集中力とアイディア着想の関係性について

よく考えるようになった。

 

 

アイディアが浮かばない時。
 
そのことを考えながらも大胆に気を散らした方が
明るい光が見えてくるかも知れない。
 
 
アイディアが閃かない時。
 
そもそも
アイディア以外でも閃いたことはない。
ユーレカのお留守である。
 
 
アイディアが枯渇した時。
 
浮かばない状態が、長く続いているだけだと考える。
ともかく浮かびそうな試みを片っ端からやってみる。
 
 
アイディアが花開いた時。
 
浮かれる。
記憶と記録に残しておく。
 
 
アイディアが溢れ出て止まらない時。
 
未体験ゾーン。

ポリマーの嵐再び2/2

今夏に帰省した際、


夏場は子どもたちの帽子を洗うタイミングがつかめなくて…と

何気なく話したnの発言を、

 

義母のM子さんは素早くキャッチし、

私たちが帰った数日後に、

汗取りおでこパット アセステ を

送ってくれたのであった。

 


添えられた手紙には


「これでおでこの汗が吸い取れるらしいので、帽子の裏側に貼って使ってね。」とあった。

 

数枚セットで入っている。

ちゃんと替えの分も用意して下さっていた。

 

旦那さんは


「また要らんものを買い与えよって…。」という冷ややかな横目で

手紙を見ていた。

 

nは

義母のM子さんがちょっとした自分の発言を覚えていてくれて、嬉しかった。

 


便利商品は早速試してみたい。

子どもたちの帽子の裏側に貼った。

 

 

今年の夏はかようにして「アセステ」で乗り切った。

そして先日。

 

遅まきながら(遅すぎる…)夏物をしまうため日よけ帽子を洗った。
衣類と一緒にさぶさぶ洗濯機で洗った。

 

 

「アセステ」を剥がすのを忘れて…。

 

 

子供たちがおむつを卒業しても、

自分がうっかりから卒業しない限り


嵐はやって来るらしい。