neillot’s diary

サラリーマンで三児の母の、はちゃめちゃ感あふれる日常

松尾さんになって家庭学習をトライ

春休み出された国語の宿題に、

長女が長いこと考え込んでいる。

 

旦那さんも一緒に取り組んでいる。

 

 

「同じ漢字で、訓読みと音読みを組み込んで、5・7・5の俳句を作りましょう。」

例:新学期 新しい服 きもちいい

 

 

nも参戦する。

 

長女作、旦那さん作、n作を順不同に並べてみます。

 

・通学路 通るとすかさず あいさつだ

・百円を 落とすとたいへん 円いから

・音楽会 楽しい歌が あふれてる

 

・また後で 遊ぶ約そく ほうか後に

・黒色の ひとみはまっすぐ 黒板を

 

・学校で 学んだことは けんかだけ

(やんちゃしていた方に)

 

 ・足のゆび ぜんぶつかって 足し算だ

(算数が苦手だった方に)

 

・間ちがえて そろえてしまった 時間わり

(祝日の次の日にやりがち)

 

・帰らない! もっと遊ぶの 遊えん地

(一瞬、連れてこなきゃ良かったと思う)

 

 ・殺虫ざい 腹の虫には 効きません

(本の虫にも効きません)

 

 

訓読み、音読みなんて普段は意識して使っていないので

父母ともにけっこう真剣に考えました、


芭蕉になったつもりで…。

上から水溜まりが降ってくる4/4

上から降ってきた水溜まりに、

こだわりつづけているn。


時短している先輩も

帰り際に水溜まりを見たかも知れない。

先輩は、nの一時間後に仕事を終える。

 

もちろん先輩のモットーも〝極力階段を使わない〟である。

 

 

「水溜まり?無かったよ。いつも通りだったよ。」

 

そうでしたか。。。

 

「私も見たよ、水溜まりのような液体!何だろうね?」

という答えでは、なかった。

この答えの方が、もっと現実味が増して不気味さは減じるんだけどなぁ。

 

「nちゃんが帰ってから私が帰る一時間の間に、
だれかが気付いて拭いたんじゃないかな。」


至極妥当な推測である。nもそう考えたい。

 

先輩に〝オカルト現象が好きそうな後輩〟という印象を

与えただけに終わった。

 

オカルトな後輩は、突然思い出す。

 

会社のそばのビルで、盛り塩とお線香をあげている人のことを…

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これらと水びちゃっ!事件を総合すると…


忌まわしの事件による、鎮魂説が かなり有力…。

上から水溜まりが降ってくる3/4

水びちゃっ!事件が気になっている。


その日も定時に仕事を終えた。


階段を急ぐ。


「今日も水溜まりが上から降ってくるのか?
くるならかかってこい!」


天井を見つめ、なぜか息巻くn。




・・・何も起こらなかった。



急いている人に、二度も同じ現象は起こるまいな。

上から水溜まりが降ってくる2/4

昨日からの続きです。 

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nは水溜まりのある上の方、つまり天井を見上げた。水が漏れた形跡を探して。


漏れるというより、降ってきたという感じの音だったので、

野球ボール大くらいの穴が空いているかも知れない。

 

しかしいくら探しても

穴なんぞ、どこにも空いていなかった。

 


破水したときのような
勢いのある水の落ち方だった。

 


nは、破水したか?

いや、妊娠すらしていないぞ。

 


結局その水がどこからやってきたのか、
その水は何だったのか、その場では究明できなかった。

 


謎の水をめぐって現場検証をしている場合ではなく、

仕事後の母は、保育園のお迎えにダッシュしなければならない。


「いきなり水が降ってきたけど、それより保育園のお迎え、お迎え~!」

 

 

物理的に説明できないこの現象も、保育園へのお迎えに、負ける。

 

現実問題でいっぱいいっぱいなのであった。

 


もっと心と時間にゆとりのある人に対して起こった方が
関心度も高まったのに。

 

ざんねんでならない。

上から水溜まりが降ってくる1/4

先日、謎の現象に遭遇した。


定時で仕事を終えたnは、会社の階段を下りていた。
(日々の意気込みとして、エレベーターは使わない。)


スマホで 明日の天気、をチェックしながら降りていた。

スマホの”ながら降り”も、危ない。
危ないけれど、時間短縮である。


不意に びちゃっ!という音を、背後に聞いた。
まとまった量の水が、一気に床にこぼれ落ちたような音である。


振り返ると、水溜まりがあった。
階段の踊り場に、である。


「?」


なぜ、こんなところに水溜まりが?

そもそもこの水は、どこからやってきたのか?


そのときのnは
画面を見ていたので、自分の足元を見ていなかった。
階段を下りている時から既に水溜まりがあったかどうか、分からない。


びちゃっ!という音は、
自分がその水の踏んだ時の音だったのだろうか?


いいえ。
踏んだなら、音は足元でするはずである。
おまけに靴の裏は、濡れていない。


会社の階段は、室内にある。



”ながら降り”は、大事なものを
見忘れる。

三月

第一週
家で雛祭りを祝いました。
三日の朝、おもむろにお雛様を飾り始めます。


長男が言う
「ねぇねのお雛様、ぼくが飾る!」


お内裏様にえぼしをかぶせる、
お雛様の手に扇子を持たせる、
台座と金の屏風を、はたきできれいにする、という

6歳男児にはハードルが高い〝慎重さ〟が求められる任務を
お願いしました。

長男、真剣な表情で全てこなす。


「保育園のは、大勢なんだよ。五人ばやしとか、右だいじんがいるんだよ。」
「うちは七段飾りじゃないからね。二人だけのお雛様なんだ。」

「保育園のはみんな座ってるよ。ねぇねのは何で座ってないの?」
「これは立ち雛っていうんだよ。立っているお雛様だよ。」


昨年の長男
飾っても一瞥をくれただけでした。


今年のこの食いつきようは何なんでしょうか。
お雛様の歌まで歌って、うっとりしている。


恐らく
保育園での雛祭り会の翌日に、お家でもお祝いしたので
嬉しかったのだと思います。


保育園の後、がポイントか…。



第二週
長男の卒園式がありました。
爆笑の涙あり、ほろりとさせられる涙あり、とても素敵な式でした。


保育園の不思議。

涙涙の卒園式の翌週に
「おはよーございまーす!」といつも通りに登園するところ。



第三週
かわいいラッピング素材、ホワイトチョコ、プレーンビスケットとシリアルを
スーパーで買い込む。


バレンタインの一ヶ月後、
我が家ではまたお菓子作りが始まります、今度は長男と次男と。


甘いお菓子を見ると、
「これ食べたいなー」ではなく
「これ作ってみたいなー」と表現する長男、次男

お菓子作りは、大好きです。工作の延長 であるようです。


工作したものが食べられる、しかも甘くておいしい!
ここが最大の魅力であるようです。


母親がアンチ甘党であることが、ひじょうに悔やまれます。



第四週
これから出かけるという時に、おもちゃで遊び続けていた三人。

母は、喝をいれる。
「行く気は、あるのかっ!」


「あります…。」


「だったら今すぐ片付ける!」


三人、しゅーんとなって
すごすごと片付けはじめました。


「ママ、怒ってる…。」と次男。

「片付ければいいんだよ。」と長男。

「みんなでやればすぐ終わるから!」と長女。


姉弟たち、励まし合う。


長女がおもむろに 「ファイト!」

そこへ長男の合いの手が 「いっぱーつ!」

長女が低い声で 「肉体ひろうじの栄養補給、じよう強壮に、大正せいやくのリポビタンD!」




指定医薬部外品です…。



我が家は、毎朝ラジオをつけています。

寝袋電車2/2

昨日からの続きです。
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ホームに着いた。薄暗い。
全体的に古ぼけている。


乗るつもりだった電車は
今扉が閉まったところで、まさに発車せんとしていた。

廃線を走っているような、おんぼろ電車である。
二両編成を見送った。


乗らなくて良かったかも知れない、と思う。


間髪をおかず次の電車がやってきた。

薄暗いホームに
ひときわヘッドライトが眩しい。


さっきの二両編成と同じく古ぼけていたが、
やたらと長い。


これなら全員乗れそう


と思ったら、電車はなんと寝袋だった。

しかも、寝袋の中には砂がぎっしり…。


「こんなサンドバッグに、どうやって乗れと…」

nがまごまごしていると
後から到着した人たちも、ざわつき始めた。


一着でゴールした男性は、どこからか掃除機を持ってきた。

「これで砂を、ぜんぶ吸い込んでやる!」
ひじょうに意気込んでいる。


そんなことをしたら目詰まりしてしまいます!
あとのお手入れを心配するn。


二着の女性は、寝袋を開けて
その中に無理やり入ろうとしていた。

「何なのよ、こんな電車!
バックの中に入ればいいのよね!見てなさい!」
勇ましいことを言う。


砂がさらさらとこぼれる。
駅員さんが二人、慌てて制止していた。

「砂が流れ出てしまいますので!」

力んで乗り込もうとする女性は、駅員さん二人と
もみ合っていた。


三着のn(この大会で、三位だったようだ)は、
腕組をして考えていた。


「このサンドバックのような寝袋電車は、中に入るんじゃない。

またがるんじゃないか?」


イベント開場のミニSLに乗る要領で
寝袋にまたがろうとした。


よっこいしょ…っと。



目が覚めた。



続編、宜しくお願いします。