neillot’s diary

サラリーマンで三児の母の、はちゃめちゃ感あふれる日常

5センチ高いので、見えてしまったのです

有休をゲットした妹と先日、地元のカフェへランチに行った。

いつもは履かない高めのハイヒールを履いて出かけた。

 

自分の目線とテンションが、ちょっと上がる。

 

 

ランチも終わり、会計時のこと。

 

店員さんは、

レジキーの位置をまだよく覚えていないようだった。

一回一回メニューのキーを探すのに苦労されている様子だった。

 

新人さんかも知れない。

 

お客さんを目の前にすると

早くしないと、という気持ちがはやり

余計に見つからないのは、入ったばかりの新人さんのレジ打ち、あるあるである。

 

新人さんはnの注文した ココア のキーが見つからず

指がレジキーの上をぐるぐると旋回していた。

 

彼女は、背後のキッチンにいる先輩に助けを求めた。

 

 「せんぱーい、ココアのキーってどこでしたっけ…」

 

その日のnは、いつもより5センチ背が高くなっていた。

透明のアクリル板越しに、レジキーが丸見えだった。

  

nはアクリル板の横側から身を乗り出し、

黒の太ペンで手書きされた、ココア のキーを指さした。

 

 「ココアは、このキーでしょうか…?」

 

「あっ!」

 

 

 キッチンから、明るい笑い声が返ってきた。

「はっはっはっ!!○○ちゃん~(たぶん新人さんの名前)!」

 

 

無事に会計が済み、店を背にした。

ドアの向こう側で、思い出し笑い的な?かみしめる的な?先輩店員さんの

笑い声が聞こえた。

 

「くっくっくっ…

お客さんに教えてもらっちゃったねぇ!」

  

 

客足が鈍り、厳しい状況が続く地元の飲食店に

金銭面以外での、ささやかな協力ができて嬉しかったです。