途中で止められない
やがては衰えるがまだちょっと早いと思われる、認知の衰え を
出来るだけ遅らせようとする試みの一つとして
ピアノを日常的に弾くことにした。
「手は突出した脳」と言われるので、手や指や手の甲などを積極的に動かせば
脳の活動も活発になるだろう(という期待を込めて…)
単発的な思いつきではなく、長期的展望に立っている
つもりである。
なので今は、額にじっとりと汗をかきながらクリスマスソングを
練習しているところである。
冬になったら―
子どもたちを寝かしつけた後、ぬくぬくと温かいお布団と決別して、
全ての暖房器具を消した、室内なのに吐く息が白く見えるピアノの部屋へ
たんなる自己満に過ぎない老化への抗いに挑戦することができるのか?
という季節的な難題と克己心の問題が待っているからである。
冬ソングをたくさん練習しておいて、
途中で止められない状態にしておこう…という魂胆です。