ひとづまからのお仕置きを望む紳士1/2
仕事と育児と家事に激しく攻め込まれていた時期に
ある時、友人から飲み会に誘われたことがあった。
その当時、
公私ともに大概のお誘いは「子どもが小さいので。」という理由で断わっていたが、
なぜかその集まりだけは(詳しい経緯は忘れたが)行った。
誘ってくれた友人の劇団仲間が集まる飲み会に、nも飛び入り参加
という形で、遅れて会場となる店に入ったのだった。
たまたま隣の席に座った紳士が、なにやらnを勘違いなさっておられた。
この時点でかなり酔っていたと思われる。
「どこに住んでるの?」から始まり、
「一人暮らしなの?」「へえ~彼氏とかいるの?」「同棲してたり?」
などなど
nのことを小娘カテゴリーに入れてる風の質問を、繰り出す。
わたくしミドルエイジなんですよねぇ…。
おそらくあなたとあまり変わらない年齢だと思うんですよねぇ…。
それに初対面の人への質問としては、やや突っ込み気味なのではないかと思うんですよねぇ…
まぁ、お酒の席だし仕方ないか…。
ほろ酔い気分とおしゃべり声のボリュームはすでに高まっていたが、
そろそろみなさんの理性の抑制(?)が利かなくなりかけてきた頃
友人が、みんなに向けてnを紹介し始めた。
それを受けて、n自身も自己紹介をすることに。
「今日はお招きありがとうございまーす!…中略…
先ほどあちらの紳士から、一人暮らしなの~?とか同棲してる彼氏はいるの~?などの質問があったので、
自己紹介がてらお答えしたいと思います。
…
ただ今、男性3名と同棲中、そのうち2名は未成年男子。
プラス幼女1名とも同時進行中です。
授乳中真っただ中の、ひとづま n と申します。」