火に油の6人衆
「お姉ちゃん、聞いておくれ。この間、私たち部署ぐるみで怒られたんだよ~。」
妹からのメールは
大企業に勤めるサラリーマンの悲喜こもごもを活写していて、なかなか興味深い。
「おなじフロアの、他部署のおじ様よりクレームが入ったのよ。
”あなた方の部署は、
仕事中も残業中も、仕事とは関係のない話をしていて全体がうるさい”とね。」
本当なのかと聞くと、
「おそらくメンズ6人島のデスクがうるさい印象を与えているのではないかと思う。
みんな大きいから声も大きいんだよ~。おまけに仲良しだし。
うるさいなんて思ったこと、私は一度もないんだけどなぁ~。」
妹の部署には
男性社員6人の他に、妹を含めた女性社員が3人いる。
6人島に背を向けて、それぞれ離れた席に座っているらしい。
女性社員も
6人衆が仕事をさぼっておしゃべりばかりしている、と思ったことはなく
騒々しいと感じたこともないという。
妹は「クレーム言ってきたおじ様は、余裕がないのかもね。仕事が溢れてて忙しすぎるとかさ。」と分析していた。
部署の皆さん、しゅんとしちゃったのでは?と聞くと
「全然。メンズ6人衆は、ネタにして笑い飛ばしてたよ。その声も大きかったんだけどね!」
まさに火に油である。
注意をした他部署のおじ様の
仕事と精神状態が落ち着いてくれることを、切に願わん。。。