neillot’s diary

サラリーマンで三児の母の、はちゃめちゃ感あふれる日常

2月

第一週

日中自宅で仕事をしていると、町内放送が聞こえてきた。

 

「?」

 

近々町内のお祭りや選挙があるわけでもない。

なんであろう。

 

近所に高い建物などないのに、どこかに反響してしまってか

声が割れている。

 

Jアラートの訓練放送であった。

 

訳もなく心がざわざわしてしまう。

9年前の3月11日を思い出してしまうから。

 

 

 

第二週

申し訳なくも

病院へ精密検査の日取りを延ばしてもらう電話を入れた。

仕事の予定的にどうにも病院へ行けそうにない日に検査が入っていた。

 

検査予約を入れた時点では大丈夫だったが、

仕事は、検査予約を避けては予約できなかった。

 

去年6月に受けたの健康診断の精密検査の続きである。

未だ終了していない。

 

今回の精密検査を受けているうちに、また次の健康診断がやってくる。

 

 

  

第三週

朝食の時、長女がやにわに「節分の豆が食べたい。」と言う。

炒った大豆が好きなのである。

 

「う~ん。この時期、節分の豆はもうお店に無いかなぁ。

もしかしたらコンビニに割引価格でひっそりと売られているかも知れないけど。」

 

「まだ2月の内なのに、もう節分のお豆は無いの?

そう言えば…バレンタインのチョコだってもう売ってないかぁ。」

 

バレンタインが終わってまだ一週間も経っていなかった。

 

 

近所の店舗における

ハロウィーン、クリスマス、お正月、節分、バレンタイン、ひな祭り、

ホワイトデー、

までの一連の年中行事の設置&撤収作業は、

 

まことスピード感にあふれている。

 

よくお惣菜を買いに行く会社そばのスーパーでは

クリスマスの25日の夕方には、お正月商品が品出しされる。

 

きらびやかなスパークリングワインとテリーヌは、

いにしえからの甘酒と数の子に取って代わられるのであった。

 

去年のクリスマスのもみの木が、1月でも街に飾ってあったり、

新年のグリーティングカードを2月頃に出したり、

11月半ばになっても公園の時計が夏時間のままだったり、

 

全体がわりとのんびり回っている国もあるのだけれど、

ここ日本の、局地的な地域に限って言えば

 

私たちは、けっこうせっかちな流れの中で

生きているらしい。

 

 

 

第四週

その日、妹はテレワークをするという。

渡したいものがあるので、11時頃家にいるか?と聞いてきた。 

 

居ますよ、と答えると

指定した時間きっかりにやってきた。

 

「はい、これ。」

 

のし袋を差し出す。次男の入学祝であった。

 

「少額だけど新学期に用立ててね。」

 

妹は、長女の時も長男の時もお祝いをくれた。

 

もらってばかりで悪いなぁ。。。

 

が。

nに甥っ子姪っ子は、いない…。