プールと洋服と幽玄と2/3
長男が、今ちょっと困っている不都合なこと、をこぼしたので、
先日、プールが始まる前に担当コーチに相談してみた。
差し支えなかったら、
泳ぐ順番を真ん中あたりにしてもらえないでしょうか、と。
あっさりと「OKですよ~特に順番は決めていないので~。」とのお返事が
返ってきた。
長男はホッとしたようだった。
「先週も先々週も(怖さを)我慢して泳いだから、順番が変わってよかった。
白い柱が怖いなんて思っている子は、たぶん僕だけだと思うんだ…。
だから先生にもお友達にも、言わないでほしい。」
分かった。
しかと分かったぞよ。
長男は、
サニーレタスの紫色の部分に恐れおののいたり、
ばぁばの家に飾られている、兵馬俑のレプリカを不気味がったり、
じぃじの家の、青のLEDライトが光る最新式トイレにたじろいたりと、
恐怖を感じるセンサーが、大人のそれとは少し違っていた。
長女次男のとも、ちょっと違っている。
旦那さんは「へなちょこだな。」と一笑に付してまったく相手にしていないが、
nは相手にしている。
大人は、
日常に潜む こわいと感じる気持ち を年齢と共に克服してしまったから。
かつて自分も感じていたであろう、こども特有の
恐怖 や 怯え に寄り添ってあげようとおもう。