ある日 森の中♪2/4
子ども達の御希望を叶えるべく、お昼のお弁当を
光の速さで作った。どこかのスーパーで買えばいいのに
毎回、お弁当を作りたがるn。
「わーい、森へ行ける♪」
盛り上がる子どもたちに、早起きしたかいあったな…と思う。
子どものために
労力と時間を惜しまず(おまけに無報酬)
大げさに言えば、命を削って全エネルギーを注ぐ母親、という生き物は
こと子どもの喜ぶ姿に、喜びを見出すようだ。
森にて。
桜の木に
布のブランコが吊り下がっていた。
この間行った時には無かったので、長女、長男、次男は
食いついた。
代わる代わる
乗っては揺らし、揺らしては乗る。
「ママ、押して。」
nは長女の背中をぐぃと押した。
n「木の幹に激突だぁー。ダシッ!」
長女「きぃーっく!!」
長男「ダーン!」
次男「だーん。」
四人で騒いでいたら、背後から声をかけられた。
「あれ?nちゃん?」