個人的ファイヤーフェスティバル2/3
鍋に火をかけたまま、レンジ周りのお掃除に熱中してしまうと、
長い髪を束ねない方なら ご自身の髪、
ゆったりめの洋服を好む方なら お洋服のすそ、
日常的にしめる方なら エプロンのひも、
などを焼く危険性があります。
nのように
ファイヤーフェスティバルに見舞われてしまったら、
気が動転しても構いません。
動悸が激しくなっても構いません。
ただ、いち早く
ご自身で消火活動を行って下さい！！
勇敢な消防士は来ません！！
個人的ファイヤーフェスティバル1/3
寝覚めの悪い朝は、
決まって昨晩
遅くまで何かをしていた翌日である。
頭も働かぬまま、顔も洗わぬまま
体は、キッチンへと向かう。
起きたら即 朝食の準備！は、どんなに眠くても主婦の習い性なのか。
冷蔵庫の食材を確認することが
朝イチの行動として染み付いてしまった。
しかしその朝は、
自分の身支度から取りかかる。
中途半端に早く
目が覚めてしまったからだった。
朝イチで化粧！
特に意味はない。
髪もセットしちゃおう。ヘアドネーションを決意した時からnは髪を伸ばしている。
梅雨に向かうこの時期
nのロングヘアは、膨張し放題であった。
ヘアムースを手に取る。
「こんなもんでいいか。」
使い慣れていないヘアムースは
nの横髪と後ろの毛先に、白い泡を残していた。
その時点では、そんなことには気付いていない。
急いでキッチンに戻る。
ガスレンジの前で調理中、
ふと
レンジ周りの汚れが目についた。
キッチンペーパーでささっと掃除しておこう。
ふきふき。ふきふき。
お、こっちも汚れている。
ふきふき、ふきふき。
知らないうちに、油って飛び散るんだよなぁ。
ふきふき。ふきふき。
しばし拭き掃除に熱中する。
…
ブオッ！
！！
ヘアスプレー缶の側面には、注意書きがある。
目立つように赤字で
「高温と火気 厳禁」と。
雑居ビル、出会い系会社？
nの勤める会社は、雑居ビルの上の方の階にある。
昨年末よりビル全体で、トイレ改修工事が始まった。
わが社の階のトイレが完成したのは、今年2月。
工事は順次下の階へと移っている。
ふだん階段を使わない、別の会社の方々も
改修中は
階段を上り降りして他の階のトイレを使う。
エレベーターを待つより
階段を使った方が早いのだ。
とある同僚、昼休みに外出したらしい。
階段を使ったら、出会ったらしい。
「このビルの下の階に、イケメンがいるよ！」
「えっっ！」
女子一同、一斉に食いつく。
「背が高くて、鈴木亮平に似てるよ。」
「西郷どんの俳優？」
「キャッ☆」
「私、長く勤めてるけど、出会ったことない～。」
「私、階段使うけど、出会ったことない～。」(←nの発言)
「どこで出会えますか？」
「昼休みなら、出会えるでしょうか？」
「何階あたりだろう？」
「目の保養に出会いたい！」
「私も、出会いたい！」
雑居ビル、出会い系会社か…？
5月
第一週
M子リゾートへお邪魔した。
M子リゾートとは、旦那さんの実家のことを指し、
M子さんとは、お義母さんその人であります。
リゾート付近の公園で、思いっきり遊んだ。
食事の準備や家事全般を気にせず、子供たちとのびのび遊べるのは
M子リゾートならではの贅沢である。
そんな贅沢を味わえなかった、旦那さん。
滞在中に体調を崩したのだった。
床づれが心配されるくらい、布団でひたすら横になっていた。
旦那さんは、風邪でも食欲は落ちない。
M子さんの美味しい手料理を存分に味わえた。
これも贅沢。
第二週
我が家の誕生日ラッシュがやって来た。
家族５人のうちの４人が、今月と来月に誕生日を迎える。
その前後に
M子さんの誕生日、母の日、結婚記念日、妹の誕生日、父の日、が挟まれる。
やたら忙しい。
お花とケーキが溢れる５月、
この時期に限り
”団子より花” をアピールしたいです。
第三週
長女が発熱した。
小学校では特に流行していないが、保育園ではアデノウィルスが流行している。
長女は時々、次男の保育園のお迎えに
付き添う。
年齢の高い子が
抵抗力の弱い、年齢の低い子へ
病気を移してしまうことはよくあるが、
その逆もわずかに存在する。
アデノの諸症状っぽいものが現れており、もしやと疑いつつ
医者へ行った。
「あらら～喉が腫れちゃってますねぇ。」
アデノ、来るか？
出席停止か？自分、会社休めるか？残有給数は？登校許可書は？？
働く母は、前のめりで先生の診断を待つ。
「お薬、出しときましょ。ね。」
・・・何とも診断されなかった。
おとなしく薬を飲んで、家で安静にする他ない。
かくして 旦那さんの誕生会は、長女の看病で
うやむやになる。
「ねぇねが元気になるまで、ケーキはお預けね。」
「あ～ぁ…。」
長男次男の落胆ぶりは、マリアナ海溝よりも深い。
「元気になったら、お誕生会をやろう。その時にプレゼント渡すね。」
「わかった。」
旦那さんの乾いた平たい返事は、モンゴルの大平原のごとし。
旦那さんは
看病でプレゼント自体がまだ用意されていないことを
知っている。。。
第四週
長引く発熱のために、長女は今年の運動会に出られなかった。
去年も同じような風邪で、出られなかった。
体調不良のタイミングが、ピンポイントである。
看病していた私は、長女からプレゼントをもらった。
長女が罹っていた風邪を。。。
プレゼントの輪廻は長男へと続き、お約束の発熱。
旦那さんの誕生会は、かくして
ずるずると延長されていくのでした。
戦力内招聘 と 戦力外追放2/3
昨日からの続きです。
先輩「あとさ、放課後のことも心配なんだけど、学童って全員入れるの？」
ｎ「自治体によって状況は様々で、
一定の基準を設けている自治体でも、先輩の雇用形態なら
学童に入れないことは無いと思いますよ。
ちなみに私の住んでいる地域は、仕事をしている、していないに関わらず
希望すれば誰でも入れます。
入学の前年度の秋くらいにお申し込みがありますので、速やかに登録するのです。
そうすると、4月1日から預けられます。」
先輩「そっか。卒園してから入学式までの数日は、行くところないよね。
親は仕事だし。」
n「ちなみに学童には〝慣らし保育〟みたいなものは無いです。」
先輩「えー！
いきなり４月１日から、１１時間保育か。うちの子、参っちゃうと思う。。。」
ｎ「それゆえ、4月の第2～3週くらいに、体調崩して休む一年生が
毎年数名います。」
先輩「なるほどね…。小学生になったからって突然体力がつく訳じゃないものね…。」
先輩は、うーんと唸って、沈黙してしまった。
１．勤務時間を定時に戻すと、めぐりめぐって子どもの就寝時間が遅くなる。
２．体力の回復には、睡眠時間は絶対必要。
３．お金を稼ぐことより、子どもの睡眠時間ほか、ゆとり時間を重視したい。
という論法で導き出された先輩の結論は―
「私、時短勤務、もう少し延長するわ。」
現状と事実を
中立的な立場で伝えたつもりですが、
文字化すると、かなり誘導的な雰囲気が支配的。。。
戦力内招聘 と 戦力外追放1/3
先日、次男の保育園で親子遠足があり
会社をお休みした。
ｎが休んだその日、先輩は
総務から
「時短勤務は、いつまでの予定ですか？」と聞かれたという。
近々フルタイムに戻す予定があるのであれば、早めに知っておきたい
とのことらしい。
先輩はひとまず
保育園を卒園するまで、とお答えしたらしい。
先輩の息子さんは、現在年中さん。
あと二年で小学校に上がる。
二年後に、と回答したはいいものの
このタイミングで良かったのかと迷っていた。
二人の小学生がいるｎ、何かお力になれることは
あるだろうか。
先輩「nちゃん。小学生はお迎えが無いからフルタイムに戻しても大丈夫と思ったけど、どう思う？厳しいかなぁ？」
ｎ「定時で上がった場合、先輩の帰宅は…7時頃？」
先輩「うん。７時は過ぎるよ。
よくよく考えたらさ
夕飯を食べさせて、その他諸々を片付けてからの、（目標）9時就寝は・・・
きついな。
宿題も見なきゃいけないし、時間割りやプリントも確認しないといけないよね、保育園と違って。」
ｎ「はい。帰宅後の短時間で、多くのことを済まさねばならないのは、保育園時代と状況は変わりません。
同じく子供も、さほど変わりません。
一年生になったからって
急に時間を考えて行動できるようにはならないのです。
なので
低学年位までは、引き続き急かしてしまいますね、
”無意味なもたつきは許さじ！”みたいな。」
先輩「そっか…。そうなると無意味な親のイライラも、増えるよなぁ…。」
