neillot’s diary

サラリーマンで三児の母の、はちゃめちゃ感あふれる日常

らびりんす

旦那さんに、
余裕がないことからくる様々なお悩み
を相談してみた。


「好きなことを、やったらいいよ。」


nは、平凡なサラリーマンだ。
自分の代わりなんて、ごまんといる。

nは、母親だ。
凡庸だが、代替は不可能だ。


今まで
大事な何か を
取りこぼしてきたのではあるまいか。


ママに見ててほしいとき、ママに聞いてほしいとき

ちゃんと向き合えてきたか。

自信ない…。


父親と母親は、目線が少し違う。

こと子育てとなると、
母親は主観的に物事を考える。
父親は客観的に物事を捉える。


俯瞰した今後の人生の展望と指針を
あわーく期待して相談しましたが、

人生の奥義?を端的に諭されました。


nのもやもやは、迷宮入りしました。

8:00 pmに考える。オフィスにて考える。

「ままーこれ読んで。」

帰宅して、コートを脱ぐ暇もなく
調理をしている時に。


「まま~こっち来て。ほら太鼓!」

次男の昼寝の寝かしつけの最中、
自分もウトウトしかけた時に。


「ままーここにプリンセスの絵描いて。」

トイレに入りながらの掃除が
盛り上がってきた時に。


その瞬間その瞬間に、湧いては消え、消えては湧く
子供たちからのリクエストは


このタイミングでですか?!
がほとんどです。


最近仕事が忙しくて、応えられていない。


するよ、するね、してあげるから、
ちょっと待っててね

の「するする詐欺」。


子供たちの
あのね、に耳を傾けていない。傾けられない。


耳を傾けられなかった時間は、
残業時間として計上され、今月の給与に上乗せされ、支給される。


稼いだことが素直に喜べなかったnは、

会社員 以前に 母親 なのであろう。

マーメッドのこと

カタカナをよく見間違える。

自分自身のために確認しよう「マーメイド」ではないぞ、と。



マーメッドは、
リビアから来た学生だった。

彼と半年間
同じクラスで、フランス語を学んだ。


眼鏡の奥からは、深い知性が感じられ

極東の国、ニッポンとはどんな国なのか

地理、歴史、経済、政治、思想、文化、文学、
あらゆる方面から鋭く質問してきた。


彼の好奇心あふれる美しい視線は、何を捉え、何を感じているのか
nは知りたいと思った。

が、ついぞ分からなかった気がする。


アラブの風を運んできたマーメッドは今
どこで、どうしているのだろう…。


友人に誘われ
ビジネスSNSに登録した。

頼んでもいないのに
つながりがありそうな人物を探し出してくれる。


想い出に浸るまでもなく「あのひとの今」は

案外簡単に分かってしまうものだ。

妄想CM

「鎮魂みそうどん」(けんちん味噌うどん)

「ちゃーしぶ」(茶しぶ)等々の

オリジナル単語を、かずかず披露してきた長男。

 

今回は、カタカナ語を言い間違える。

彼にとっては毎回初めて聞く言葉なので、正しくは

 

聞き間違え、である。

 

「この絵をコティーしよう!」

「コティーってどうやるの?同じのがもう一枚ふえるって、どうやってなるの?」

 

はて、「コティー」とは…。

 

保育園では、ぬりえの本はコピーして、みんなで使っています。

家でおやつに食べたお菓子の袋の絵も

コピーして、色塗りをしたかったようです。

 

コティー…。

 

—小気味よい後味。

イギリス生まれの小粋な紅茶、

コティー♪ 

微糖。新発売☆

 

こんなCM、ありそうです。

父と息子

旦那さんは、

長男には要求が高く、長女には甘い。

 

そんな旦那さんから見たnは

長女には要求が高く、長男には甘い、と映っているようです。

 

父親は息子に厳しく、母親は娘に厳しい。 

どうしてか?

 

ー異性だから

 

という究極な理由は、よく聞きます。

 nは旦那さんを見ていて、こう思います。

 

「息子に、男の生きざまを見せてやりたい。」

 

人生の先輩として、男の極意を伝授したい

という意気込みを感じます。

 

たとえば、今朝のお着替え時。

「やるときは、やる!ぐずくず先伸ばしにしちゃいけない。

今、今なんだよ。」

 

「何でもそうだぜ。

一事が万事、キメたい時に、キマらなくなるぞ。」

 

下着のシャツ一枚を早く着るよう促すために、

人生訓を熱く語っておりました。

 

 

厳しさとは、

息子への期待値の裏返しなのである。 

似ていますか?

nの勤める会社そばに、老舗の和菓子屋がある。


その店に勤務する店員さんの一人が、

nの思い出のひとに

瓜二つである。

 


先日の昼休み

先輩がその和菓子屋に出かけた。

「その人って、白髪交じりでメガネかけてる?と

(nに)聞こうとしたけど、

その場にいる三人、全員白髪交じりで眼鏡だった…。」


別の日、先輩は

またその和菓子屋に出向いた。


「キャラかぶりで、やっぱり分からなかった。

同じタイプばかり採用するのかな。


それとも毎日一緒に働いていると、他人でも似てくるのかな?!」

 

一理あるかもしれない。

祈り

大聖堂で。
祈祷台にひざまずき、十字を切る
ルームメート。


寺院の本堂で。
膝をつき地面に額を付けて、深々と祈りをささげる
老婦人。


早朝の窓ぎわで。
方角を定めて、神を称賛する一節を高らかに唱える
友人。


どれも外国で見かけた光景でした。


それぞれの神に、一心に祈る
その姿は、印象的でした。


初詣のこの時期
神社で、お寺で、仏閣で、
手を合わせる人を見かけます。


人が神に祈る姿は、美しい。