萌えないけどギャップがすごい2/3
長女の中学校で出された国語の課題、
お気に入りの一首:
瀬をはやみ
岩にせかるる 滝川の
われても末に 逢わんとぞ思う
感想や作者紹介、時代背景など:
今は会えない状態だけれども、やがては出会えるということを、崇徳天皇は
滝の流れに例えていてすごいと思った。私は、滝は思い付かなかった。
恋の歌だと言われているけれど、恋人に限らずに家族や友人、今は会えない大事な人、離れている親しい人、人ではなくて動物やペット、でも違和感はないと思う。いろんな設定が考えられる。
父親や兄弟たちから最後まで自分の存在を認めてもらえなかった。何だかんだと邪魔されて政治の実権もにぎれなかった。
かなりしょんぼりしていたと思う。
私も家族から無視されたり、島流しにされたり、仇討ちされたら、悲しい。
沈んだ気持ちで滝の川を見ていたのだと想像すると(私の予想では)たぶん恋人ではなくて、
もっと大きな、逆らえない運命とか自分の望みとは違う定め、みたいなものを歌ったのではないかと思う。
「今は違うけど、いつかは!」という願いを込めたのではないかと思う。
今、自分の力ではどうにもならないことが多くて、私も「きっといつかは!」と思うので。
…
コロナ時代を生きる中学生だなとおもった。