特殊能力が消えたら…
久しぶりに次男がおねしょをした。
「ママ…ぬれちゃった。」
一瞬にして目が覚める。
普段は、ぼけた発言で周囲に呆れられているnだが
夜中は寝ぼけない。
すぐに目が覚め
すぐにはっきりした声が出る。
そして、すぐに動ける。
布団に足元を取られて転ぶことなど、ない。
昔のnは、睡眠にかなり貪欲であった。
例えば…
夜中に雷鳴がとどろき轟音で起きてしまっても
絶対に目は開けなかった。
眠り続けるためである。
窓のそばまで行って、カーテンの隙間から稲光を確認し
「ああ、怖い。」なんてつぶやくことは、絶対にしなかった。
不意に尿意で目が覚めた時は、
目をつぶりながらトイレに行き、ふらふらした足取りで布団へ戻る。
本格的な覚醒、とならないように
布団から出ても、睡眠をとり続けようとしていた。
そんなnはここ十数年で
夜中の速攻覚醒の能力が、急速に進化した。
子供たちの
嘔吐、発熱、おねしょ、夜泣き、
はたまた
高熱や悪夢等でうなされている、
単に布団をかぶっていない、
などなど
深夜でも容赦なく繰り出される大小さまざまな難題に対応をしているうちに
自然とそうなった。
子育て中の今に発揮される
特殊能力なのだとおもう。