neillot’s diary

サラリーマンで三児の母の、はちゃめちゃ感あふれる日常

保育園の子、通園5年で進化したこと

その日は小学校の行事の関係で
nは会社を休んでいた。

平日nが家を出た後、次男は
保育園までの時間をどのように過ごしているのかを観察できる
チャンスである。


予想を裏切らず、パジャマのまま
自由気ままに、まずはそこら辺をウロウロ・・・

おもむろに
レゴブロックで遊びだす。

そして、ソファーでくつろぐ。

今度は気が変わって、ベランダに出る。


目に入った楽しそうなこと、にとりあえず食いつく4歳児。


ちなみに起きてから一時間は経っている。
時間の観念は、まだない。



旦那さんが、合間合間に「お着替えね~。」と優しく促していた。
旦那さんは、急かさないし、怒らない。


それでも無視してベランダでお絵描きをし出す次男に対し
旦那さんは、最強の手段に出た。


「Kちゃん。
このままパジャマで遊び続けたら…

ほいくえんに行く前に
ごほんを読む時間は 無くなるなぁ!あ~ぁ、ざんね~ん!」



次男、ハッとする。
楽しみにしているごほんが読んでもらえなくなる。


幼児の動きとは思えない素早さで、お着替えを始めた。


なにやら一人でぶつぶつ言いながら。


「いそげっ。いそげっ。
いそげったら いそげぇ~!」



保育園の子
毎日nに急かされ続けて、はや5年

ついに、自身を急かすまでになりました…。

海辺×撮影×グラビアアイドル4/4

バケツを持った旦那さんが、満面の笑みで海から上がってきた。

 

「お魚とれたよー!たくさん!!」

 

周りにいた子供たちがうゎーっと群がった。

メダカくらいの小さなお魚がたくさん入っていた。

 

「お魚さんだーっ。」

 

 

撮影は続いている。

 

岩にもたれかかる、グラビアアイドル。

 

男性諸君が恋い焦がれるポージングで、カメラに向かって困り顔を作る。

 

 

両腕をついている岩、ごつごつしてて痛そう。。。

反射板の光、すさまじく暑そう。。。

 

彼女以外、スタッフが全員男性だが

こういう現場に女性スタッフは、配置しないものなのだろうか。。。

 

 

悩ましげな雰囲気を醸し出すアイドルの横で、

家族色を全面に押し出し

捕まえたお魚で盛り上がる海水浴客たち。

 

 

相変わらずミスマッチな光景が広がっていた。

 

 

旦那さんは、

グラビア撮影には気付いていたのだろうか。

思いっきりカブっていたが…。

 

「あぁ大丈夫だよ。人が写ってても、背景を加工できるから。」

 

 

気づいてたのか。 

 

 

「nもああいう布面積が狭い水着、着てみたら?」

 

 

妻に気付かれず

子どもたちに気付かれず、

こっそりと

見るべきところは、ちゃんと見ている。

海辺×撮影×グラビアアイドル3/4

子どものクラゲ連呼にも動じず

グラビア撮影は粛々と進んでいった。

 

nは心配していた、

魚を求めてバケツ片手に、ざぶざぶと海の中へ入っていった旦那さんのことを。

 

アイドルが撮影をしていることも知らず

屈んだ姿勢で、さっきからずっと魚を探している。

 

 

あぁ、ちょっと。

その立ち位置、カメラに入っているとおもう!

 

 

キメ顔&キメポーズのアイドルの背景に、

屈んだ旦那さんのごつごつしたお尻が

写りこんでいるとおもう!

海辺×撮影×グラビアアイドル2/4

タオルを首に巻き、麦わら帽子をかぶった男の人たちが

5、6人立っていた。

 

海水浴に来ました!という感じの

いで立ちではない。

 

手にはそれぞれ撮影機材を持っている。

続いて

大きな反射板を持った人が現れた。

 

その後ろには、女の人が控えていた。

バスローブを羽織っている。

 

 

撮影だ…。

 

 

この季節、海辺での撮影ならば…

彼女は、グラビアアイドルでしょうか。

 

 

ご一行隊は、早速撮影に入った。

 

海をバックに可愛らしくポーズをとる、アイドル。

着ていた白のワンピースを脱ぎ出した。

 

 

大人は気付くも、子どもたちは分からない。

 

 

そばにいた子どもたちは

砂浜に打ち上げられたクラゲに盛り上がっていた。

 

「うわークラゲがいる~!」

「クラゲだ、クラゲだー!!」

 

「さされるぞ~。」

 「さわるな~!」

 

 

波打ち際で立膝をつく、アイドル。

 

 

そこに、子どもの声がカブルる。

「ママー!おしっこ~!!」(おむつが取れた風な男の子) 

 

「おぎゃあ、おぎゃあ。。。」(兄弟と一緒に海へ連れられてきた、赤ちゃん) 

 

 

砂浜に

シムスの体位風に横たわる、アイドル。 

 

 

「喉かわいたー!」(海なのに汗びっしょりな長男)

 

うまい棒、食べたいなぁ!」(食いしん坊な次男)

 

「無いよぉ、そんなの。でも明太子味は美味しいよね。」(かくれ食いしん坊な長女)

 

 

続いて仰向けになる、アイドル。

手は額にかざす。

 

 

「クラゲ、裏返しになったー!」

「波にぶつかって、また戻ったー!」

  

 

 

 

撮影は、映像ではない。

写真であった。

 

 

ここは雑音が多すぎる。

海辺×撮影×グラビアアイドル1/4

海へ出かけた。

旦那さんが

元同僚から聞きつけた、地元の人しか行かないとされる海水浴スポットへ

出かけてみた。

 

なるほど確かに

「海辺での楽しい過ごし方を知ってます!」という方々が

多かったように思う。

 

家族連れが大半であったが、カップルや学生さんらしきグループもいて

みなさん思い思いのスタイルで、早めに到来した夏を楽しんでいた。

 

 

n家では。

 

旦那さんは、魚を捕まえに

バケツ片手にざぶざぶと海の中へ入っていった。 

nは

波打ち際で三人の子ども達と、貝がらを拾っていた。

 

「ああっ!この貝がらきれい!」

「このビニール袋に入れよう。」

 

「あ、ここにもあった。この貝がら、透明。」

「これ、ガラス瓶じゃないかな?波に洗われているうちに、角が丸くなるんだよ。」

 

「じゃ、これもガラス?」

 

 

わいわいしながら拾っていると、背後に人の気配を感じた。

 

しかも複数の人。

7本も所持する怪しい女。

先日会社から持ち帰った
トイレの消臭スプレーですが

neillot.hatenablog.com


よくよく考えたら、我が家でも必要なかった。

子供たちがふざけて
別の所を噴霧する危険性もある。顔の前とか、目とか・・・。

家で使うのは、やめよう。


消臭剤は、不特定多数の人が使うトイレに
真に必要である。


旦那さんの会社で使うかどうか聞いてみた。

「うーん、特に要らないなぁ。窓があるし。」


窓がないトイレか・・・


そうだ、
次男の通う保育園の、職員用トイレ!


今までに数回、保護者会や保育士体験の時に
職員用トイレを使わせてもらったことがあったが、

窓がなかった。


おまけに男女共用だった。


先生方は
かぐわしき香りを激しく求めているのではなかろうか。


さっそく
担任の先生に打診してみた。


「要ります、要ります!助かります、ぜひ。」


やはり、かぐわしき香りを切望していたようだ。


「もちろん消臭剤は使ってますけど、大変ありがたいです!絶対に必要ですからね~。」


とのことだったので
n、スプレーの入った袋を差し出した。


嬉しそうな表情が、怪訝な表情に変わる。


「同じ種類のスプレーを、なぜ7本もお持ちなのですか?」

7本ぜんぶお持ち帰りした女。

会社で、トイレの消臭剤が大量に余っていた。


新しいトイレにリニューアルされてから

「噴霧式の消臭剤は壁が汚れるので、今後は使わないでください」と
ビルのオーナーさんからご要望があったらしい。



スーパーソームは、困っていた。
同僚とnが、ソームの悩みを聞く。

ソーム「トイレの消臭剤って、切れたら困るじゃないですか。
なので多めにストックしてたんですが、スプレー式がNGになるなんて、思ってませんでした。」

n「リニューアル前に知らせてほしかったですね。」

同僚「いち、に、さん、し…(消臭剤は)7本か。捨てるのは、もったいないよね。新品だし。」



しばらくの間…


ソーム「もしかしてnさん、ご入り用だったりしませんかね?」

同僚「そうだよ!私たちは必要ないけど、nちゃんは家族の人数も多いんだし、もらっちゃえば?」



話の流れ的に
もらわない訳にはいかない感じになってきた。



ということで。

7本、ぜんぶお持ち帰りしました…。