neillot’s diary

サラリーマンで三児の母の、はちゃめちゃ感あふれる日常

ホームドクターとは1/3

nの鼻をかむ不快な騒音が、耐えられない期間に及んできた。

「nさん、鼻水ズルズルが長いですね。」
「会社の鼻炎薬、効かなかったかな?」
「病院に行く暇なんて(働くママは)ないですかね・・・。」


皆さん心配を装いつつ、
内心は「はよう医者へゆけ!」と忠告したいに違いなかった。


昼休みを利用して、会社付近の病院に行くことに決めた。
自力ではもう治せないっぽい。(気づくの、遅い)


よほどnに受診してもらいたかったのだろう、
とある同僚は
待ってましたとばかりに、気管支専門の内科へ行くように勧めてくれた。


「この付近だと、お医者さんの専門によって
細分化された病院がいっぱいありますから。」


「さすが都心部。たんなる内科、じゃないほうがいいんだね。」


「そうです。気管支専門ですよ!」

長女の誕生日へ送るメッセージ2018

Rちゃんへ

ようやく
近所の大規模な工事が終わりましたね。
ちょうどパパとママが結婚したばかりの頃にその工事は始まりました。


「工期は平成30年6月まで」

随分と先だな、と思ったのを覚えています。


その時は、この世に産まれてすらいなかったRちゃんですが、今や
こんなに大きなお姉さんに成長したのですね。


10年という歳月が、実感を伴って感じられます。


長い長い時間の重なりではあるけれど
Rちゃんの育児の、具体的な10年に置き換えると

とても短く感じられます。


仮面ライダーの名にもあったけれど
「ディケイド」が経ったのですね。


育児のディケイドは、ふりかえりの余裕も許さないくらい
あっという間でした。



工事の最後には
遊歩道に、幼木が植えられたね。


この幼木も、すくすくと育って
やがては
涼しげな木陰が連なる街路樹となるでしょう。


大地にしっかりと根を張り
どっしりした幹は、冷たい雨風に耐え
網目のようにめぐらされた枝は、涼しげな風にさわさわとそよぎ

まぶしい日差しから、草花や、小動物や、人びとを守る
立派な大樹となるでしょう。


これからの先の10年間
Rちゃんには、一体どんなことが起こるのかな。



どんな時でもパパとママは
Rちゃんを

慈しみ、見守り、支え、

時には
発破をかけ、ゆさぶり、なだめ、励まし、

どこまでも優しく寄り添いたいと思います。



添え木のように。。。



10歳のお誕生日、おめでとう。

ママより

先輩のご決断2/2

nに退職の告白をした翌々日

先輩は

近しい同僚2名を誘い、ランチに行った。nも付いていく。

 

お食事の中盤、先輩は切り出した。

 「実はさ…みんなに話したいことがあるんだ…。

 

私…この会社を辞めることになったの。」

 

 

同僚2名は、ショックを受けて固まってしまった。

悲しそうな面持ちで

先輩の話に耳を傾けているうちに、だんだんとうつむき加減になってきた。

 

一人が呟くように口を開く。

 

「先輩なしで、これからどうしたら良いんだろう…。」

 

「話したいことがある、って聞いて何か嫌な予感がしたんですよね…。

 

そっかぁ… 転職かぁ…。」

 

 

二日前にnが受けたの同じ衝撃と悲しみを、ただ今

2名の同僚が耐えている。。。

 

そんな同僚の様子を傍らで見るのも、また寂しかった。

 

 

四人の間に漂う一種気まずい雰囲気を打破しようと

先輩がnにジョークを言う。

 

「あれぇ?nちゃん。そんなにお料理残してどうしたの?

(私が辞めるという知らせを受けて)ショックで食欲がわかないとか?

私のためにぃっ!」

 

 

n、ジョークには応えず、真面目に答える。 

 

「いいえ。

単に鼻が詰まっていて、お腹がいっぱいになってしまっただけです。」

 

 

鼻が詰まったからといって

お腹は、いっぱいにはならない。

 

このおかしな論理展開に、突っ込む人はいなかった。

先輩のご決断1/2

先輩との昼休みに散歩をする日の朝は、
忘れず予定を確認し合う。


「今日の昼、お散歩いけそう?」
「はい、待ち構えていましたよ。」

「じゃ、いつもの時間に出発ね。」

続けて先輩は
意味深なことを予告してきた。

「実はnちゃんに話したいことがあるんだ…。」


何だろう…。
きっと重大な話であるに違いない。

そわそわしながらも
忙しく午前中が去っていった。


散歩の時。
「で、お話とは?」早速切り込む、n。


「実はさ。

私、会社を辞めることにしたんだ。次の会社が決まったの。」


先輩は妊活と並行して転職活動もしていた。

とうとうこの時が来たのか。。。



「ご決断、したのですね。」

「ウン。長年働いてきたから、みんなと離れるのはさみしいけれど。」

「私もです…。」



去っていく人より
残される人の方が、悲しみは数倍大きい。

長男の誕生日へ送るメッセージ2018

Rくんへ

おたんじょう日 おめでとう。

気付かないうちに、もう7歳になってしまったんだね。


姉弟の真ん中は

「いつのまにやら」歩き出し、
「いつのまにやら」離乳食が終わり、
「いつのまにやら」夜間のオムツもとれ、
「いつのまにやら」午後のお昼寝をしなくなって、
「いつのまにやら」ピカピカの小学一年生になっていました。


忙しい日々の連続体の中で、
少しずつ、でも確実に兄さんになっていくRくんの成長を

何となくしか見届けていないママは

親として失格なのでしょうか…
いつも自問しています。



お手伝いはしっかりとやり遂げ

お姉ちゃんが困っていたら、さりげなく助け

弟には、男同士で通じ合う遊びで盛り上げ

パパやママのお話もちゃんと聞けるRくん。


失格の言い訳が許されるのであれば、
Rくんの〝しっかりさ〟に
甘えているからかも知れません。

「この子なら大丈夫。」と思わせる何か、に
甘えているからかも知れません。


生まれ持った性格からなのか

甘えん坊の二人に挟まれて、キャラかぶりが出来ないゆえに
環境的にしっかりせざるを得なかったのか


あれこれと考えましたが

「にわとりとたまご、どっちが先か?」論争のように、堂々巡りをするばかりです。



あと数年もしたら、
ママのお膝にちょこんと座ることも、寝る前にすりすりと寄って来ることも

しなくなるでしょう。


子どもが
だんだんと親から離れていくことは、
成長している証です。

当然のステップとして捉えなければなりません。


この先の将来
たとえ 何となく であっても、自分の生命が尽きるまで


Rくんの大好きな冷やし中華の 麺 のように

細く、長く、縮れて(?)、もちもちとしたコシの強さを自慢に


ママはRくんの成長を見届けるつもりです。





7歳のおたんじょう日、おめでとう。



ママより

パパになっても男性。容赦は・・・しない

次男、ただ今4歳。

 

トイレにて

一人で用を足せる歳になりました。

 

ただ、監督が必要です。

見張っていないと、いろいろなことが不完全な状態で

トイレから出てきます。

 

 

出掛けた先で次男がトイレにいく場合。

付き添いのnは、

当然ながら男性トイレに立ち入ることになります。

 

慣れない頃は、トイレの入り口付近で

うろうろ。

入れないから、中の次男の様子が気になる。

 

「Kちゃん、出た?」

「シャツがはみ出てるよ。」

「手は?洗った?」

 

男性トイレ内に、女性の声がひびく。

 

こと公園の公衆トイレは、

音が響く構造になっている所が多い。

かくして

nの声は、拡大かつ拡散される。

 

 

慣れた最近では

コソコソした様子でありながら

堂々と立ち入っております。

 

相変わらず、監督の声は大きい。

 

 

不審者、と自分では思っていますが

当の男性は、nのことを特に怪しんではいないご様子。

 

一瞬、

「あ、女性がいる。」という反応を見せますが、まぁその程度です。

 

 

「うぉー!

男性トイレに怪しい女性が立ち入ってる!気持ち悪いので今すぐ

何とかしてください!」

などという通報は、今まで受けたことはありません。

 

 

もし。

nがパパで、娘のトイレの介助に、女性トイレに立ち入ったとしたら…。

 

 

「きゃー!

女性トイレに怪しい男性が立ち入ってる!気持ち悪いので今すぐ

何とかしてください!」

 

 

 

性差からくる

この違いは、何なのだろうか…。

 

 

男性は、

パパになっても「男性」なのでしょうね。