neillot’s diary

サラリーマンで三児の母の、はちゃめちゃ感あふれる日常

ある日 森の中♪3/4

声の主は、高校時代の親友であった。

 

 

20年以上前のこと。

高校へ入学したばかりのクラスで、その親友は

nの前の席に座っていた。

 一番初めに声を掛けてくれたのが、彼女だった。

 

彼女の穏やかな性格に癒されつつ、

お互いの親友となった。

 

卒業後も交友関係は続き、

お互い結婚して母親になってからは

さらに細く、しかし長く関係が続いた。

 

親友からの今年の年賀状には

「今、産休中でもうすぐ二人目を出産なの。」と書かれてあった。

 

 

「nちゃんの声がすると思って見たら、nちゃんだったよ!元気?」

 

 

3歳になるお子さんを連れて、

3ヶ月の赤ちゃんをエルゴで前抱っこしていた。

 

 彼女を取り巻く環境は変わったけれど、

眼鏡の奥の優しい瞳の主は、nの知っている親友であった。