円の中心人物2/2
周りの空気に流されず、己の流れを大切にした母は
ラジオ体操をする人の群れの中心で、ただ一人、太極拳を舞った。
「さすがに第二体操の音楽が流れた時は、太極拳を止めたよ。」
メンタルは、並だったようだ。
ラジオ体操第二は、第一と比べると、踊る頻度が少ない印象だ。
夏休みの早朝、公園や広場などで開催されるラジオ体操でしか
第二は踊ったことがないかも…。
nの25年先輩の母も、同じであった。
「第二体操は自信なかったけど、体が自然と覚えてたよ。最後に踊ったのは…
50年以上前かな?」
腕と足を曲げ伸ばす運動(思いっきりがに股になる動き)の所で
これ、最後までできる!と確信したのだという。
「若いころ繰り返し行った動作って、体に染みついるんだね。ビックリ。」
社会に出た後も、昼休みや3時の休憩時間などに
全社員でラジオ体操を行っている企業もあります。
また、このご時世がら
テレワーク開始の前に、ラジオ体操を取り入れている会社もあると聞きます。
ある一定以上の年齢ならば、踊れる方が大半だと認識されているラジオ体操ですが
現代の子供たちは、はたして踊れるのかな。。。
ちなみに
長女の通った小学校と、現在通っている中学校の体育の準備運動の音楽は、
嵐の「A・RA・SHI」と、米津玄師の「パプリカ」らしいです…。
このBGMに、ラジオ体操の動き を盛り込んで
伝統を継承するしかない??