(自戒を込めて)皆の者、肝に銘ぜよ!
妹の勤める会社では、
今年もフレッシュな新卒さんが数名入社したそうな。
先日
妹の部署の同僚へ、新卒さんの書いた手紙が届いたそうな。
封筒の表面に、
〇〇(同僚の名前)宛 と書かれた文字を見、妹を含む人事部の人たちは
「この子、知らないのかねぇ。今の子は、手紙の書き方も知らないのかねぇ。」
という話になったのだそう。
妹は、”昭和の価値観は、時代錯誤として批判されることもあろうが、
こういった礼儀やしきたりは、崩すべきではないと思う。”と
メールを締めていた。
いやいや…。
どの時代でも、手紙を宛てる人の名前に敬称はつけるはず。
その新卒の方だって、知っているであろう。
「ま、呼び捨てでいいっしょ!」的なノリで書いたのではなく、
緊張していて、渡された案内文と同じ文面で書いてしまったのであろう。
慣れないオフィスで、気軽に「これで合ってますか?」と確認できる先輩も、
いなかったことだろう。
と察してあげるのが、”昭和”を自称する先輩のあるべき姿ではなかろうか?
さらに。機会があれば、その新卒さんに
「緊張で間違えちゃったのかも知れないけど(知ってたと思うけど)
宛 は消して、 様 に書き変えて次回は出してね~。」
と生温かくも、生ぬるい指摘をしてあげるのが、
レトロな昭和先輩の、理想の姿ではなかろうか。
先輩としてのお手本の在り方が、新入社員への接し方によって
示されるのである。
新入社員へ「今の若いコは…」という批判めいた口調は、
あなたが嫌がる昭和感を、いっそう高めるが、
(若手が)あなたに寄せる信頼を、高めることはない。