にわか筆跡診断士?
会社で退職者が出たので、昨年末より
募集の広告を出している。
ちらほらと履歴書が送られてきて、順次面接を行っている段階である。
画一的な形式の履歴書からでも、その方の個性は
にじみ出てくるものだ。
またメールの挨拶文や、添え状一つとっても
その方のお人柄は、文章に現れる。
このように採用担当は、書かれている内容に目がいきがちですが、
字そのものにも注目してみたいところ。
手書きの履歴書が郵送されてくると、nは筆跡をよく見る。
それは、留学中に授業でクラスの先生がこんなことを言っていたからだ。
「フランスには筆跡診断士(?)という職業があって
応募者の手書きの字を見てその人の性格を見極め、採用時の判断材料の一つにしています。」と。
日本なら筆跡を調べるような場面は、
警察の犯罪捜査や、探偵の調査などが思い浮かぶ。
ヨーロッパでは人事で筆跡を根拠とする採用があると知り、当時とても驚いた。
フランスでは国家資格でもあるという、筆跡診断士。
国家はおろか、会社の誰からも認められていませんが、
nは筆跡診断士を気取っている。
手書きの履歴書の字を眺めているうちに
応募者の性格とまではいかなくても
何となくの人となりや、気質の方向性などが読めてきたような錯覚を
起こしています。
面接時のお茶出しで「やっぱり、思った通りの雰囲気の方だった。」と
ひとりニンマリする回数が増えてきた気がいたします。
単なる独りよがりな思い込み、という説アリ…。