脳梗塞で倒れたとき、妻は…3/4
父がリハビリ病院へ転院する前の週、
担当医から脳梗塞の経過と、偶然に見つかった膀胱の腫瘍について
詳しい説明があった。
母とnは指定の時間にナースステーションへ行くと、個室に通された。
いやな予感がした。
前回、担当医からの経過説明の時は、
ナースステーションの隣の、扉も壁もないコーナーでだった。
立ち話的な雰囲気で。
しかし今回は、扉も壁もある個室…
カジュアルにお話ししますんで、といった様子ではない…
通された部屋へ入ると母とnは椅子を勧められた。
先生はPCの前に立った。
スクリーンには、検査結果のCTデータが映し出されている。まぶしい。
これは…TVドラマや映画のシーンでよく見かける、あのシチュエーションでは
なかろうか。
「旦那さんは…残念ながら…もって余命三ヶ月です…全身に転移が認められます。」
みたいな!