バタバタ会話で離婚の相談1/4
転職してから、毎夕の保育園のお迎え時間が同じになったお母さんがいた。
次男と同じクラスのママさんである。
保育園の送迎をする親御さんは
朝は稲妻のような速さで子供を送り、夕方は光の速さで子供を迎えに来る。
特にお迎え時は
この後の夜の育児プログラムが押し気味になるゆえ
どの方も、逃げるように(?)園からさーっと去っていく。
たとえ毎日お会いしていても
立ち話程度さえもままならないのが、保育園児の親の常であった。
ある夕方、いつもお会いするママさんは廊下の絵本コーナーに
お一人で座っていらした。
その横をマッハで通り過ぎるn。
「どうもーお疲れ様でーす。」
はっと我に返ったらしいそのママさんは、遅れて教室へ現れた。