法事にて3/3
nが小さかった頃、法事に出ると決まって
妹と一緒に木魚の音にゲラゲラ笑い、
お経を上げるお坊さんの声真似をしては、大爆笑していた。
しかし、誰からも注意されたことは無かった。
なぜなら
ハイパワーかつハイテンションで暴れまわる、年上のいとこたちが
うじゃうじゃいたからである。
座布団を投げるわ、汗だくで広間で走りまわるわ、その勢いで襖が外れるわ、
お茶請けのお饅頭をばらばらにするわ、おまけに歯形を付けるわで…
大暴走、この上ない。
やんちゃな男児が
久しぶりに仲間のいとこたちに会うと
いつもの二割増しくらいに、はしゃいでしまうものだ。
n姉妹の爆笑なんぞ、目立つわけがなかった。
今回の法事で、(長女は除く)長男次男は
比較的おとなしくしていたとは思うけれど
子ども特有の
場所と声のボリュームが合っていない、
無意味な動きでその場に不釣り合いな音を出す、
かしこまる場面で「なんかつまんない!」「来なきゃよかった!」と
素直すぎる発言をし、お経よりも注目される存在となる、
等の点で
親戚中、顕著に目立っておりました。
親戚の法事でも、少子化を感じました。