どこへ飛ぶのか
とっておきの質問がある。
「もし非常に困難な、どうしょうもない状態に陥った時に、真っ先に
誰の顔が思い浮かぶ?」
深い話を重ねてきた親しい人にしか、聞いたことがない。
今まで4人に聞いた。
4人とも揃って「母親の顔」と答えた。
nもやさしく微笑む母(あくまでイメージ)の顔、が思い浮かぶ。
この質問を、お付き合いしていた頃の旦那さんにも
聞いてみたことがある。
「う~ん、、、。誰の顔も思い浮かばないなぁ。」
強がってそう答えたんじゃ?とは友人の意見、
「彼女の前では、カッコつけたいという心理が働いてるんだよ。」
カッコつけの対象がnでは、その効果も
あらぬ方向へと滑っていく。
心の拠り所となる人物が、いないってこと…?
母親や父親、祖父母、叔父叔母、またはそれに準ずる大人の保護者ではない…
となると、彼は
いったい誰に
精神の安定を求めて、大きくなったんだろう…?
実際のところは、
彼女からの突飛な質問にいちいち答えるのが億劫で
適当にあしらった
が妥当な線であろう。
時として女性の話は
この先どこへ飛んでいくのか分からない、危うさがある。
特に
彼女がリラックスしている時、寝そべりながら「○○くんってさ...」から始める話。