近所のこと
肌寒さも和らぎ 屋外で楽器の練習をするには、いい季節になってきた。 仕事を前倒しして片付けた とある天気の良い日、 いつもの広い公園で楽器を吹いていた。 すると、近い視野に人影が写った。 こちらを見ている? 不審者かな。 春になると現れ出すという…
また別の日の、広い公園で。 演奏会で吹く曲、モーツァルトの交響曲第40番を練習していました。 パートのソロがあるので、何回も吹いていました。 例によって 指が転ぶので、しつこく練習していました。 すると 遠くの方から、聞き覚えのあるメロディーが流…
nが楽器を練習する時間帯と ほぼ同じ時間帯で、バイオリンを練習している方がいます。 バイオリンについて詳しくは知りませんが この前は物凄い速さで 「チャルダッシュ」を演奏されていました。 このように 広い公園内の遠く離れた場所で演奏していても、…
仕事を後回しにできて 天気のいい日は、とある広い公園で楽器の練習をしている。 「狭い所で楽器を吹いていると、音が縮こまる傾向にあります。 外の広い空間で練習することも必要です。」と かつての先生が仰っていたからだ。 そのとある広い公園では、 今…
楽団のミニコンサートに出ることになったので 時々、近所のカラオケボックスで 楽器の練習をしています。 近所に音大があるせいかフルートやバイオリンなどの楽器を練習している方や 声楽の練習している方と カラオケボックスでよく遭遇します。 スケール、…
「最近ポメちゃんに会わない日が続いていたの。」とnの母。 …ポメちゃんって誰ですか? 「空中を駆けて散歩するワンちゃんだよ。近所でよく会う。」 …ああ、飼い主さんの腕の長さとリードの長さが合っていない、っていう。。。 会う、って挨拶する仲なの? …
長女には、憧れのお兄さんがいる。お隣に住んでいる、お兄さんである。 この前 マンションの入り口で、憧れのお兄さんのママにお会いした。 「バイトじゃない日は、デートに出かけてる。最近、彼女ができたのよ。」 とお兄さんのママ。 「わーん、ブロークン…
nの母。 近所で、気になる人がいるのだそう。 詳細には その人が飼っているペットの、散歩のさせ方 が気になるらしい。 「ポメラニアンみたいな小型犬なんだけど、 洋服を着ていて胴体辺りからハーネスが出ているの。 飼い主の人は、ポメちゃんを地面から持…
処方箋をもらいに、先日 近所の小児科へn単身で行く機会があった。 いつ行っても混んでいる小児科だが、その日はなぜか空いていた。 診察室にて。 先生は 今回の来院とは別件になりますが、と前置きをされてから 昨冬よりここ一帯で 予防接種に関する親の意…
次男の通う保育園のお友達は、 去年のうちにインフルエンザの予防接種を着実に済ませていた。 「子どもの健康を管理するのは親の役目です。 我が子が高熱にうなされている姿を見るのは辛いので、接種しました。」 子どもを持つ親の王道回答です。 「登園禁止…
程なくして 外から複数の人の声が聞こえてきた。 おそらく管理人さんもいるだろう。 時刻は、深夜の3時である。 「(音は)この車からだ…」 会話の断片が聞こえてくる。 たとえ窓を締め切っていても 真夜中では耳を澄まさずとも外の会話が思いのほか聞こえる…
その夜は、 お腹が痛くて目が覚めた。 冷えたか。トイレに立つ。 帰ってきて布団に入る。 まだ痛い。 こういう時は体を丸くすると、 痛みを感じにくくなる。 もこもこ布団にくるまろう。 上から見たら さながらクロワッサンのようである。 クロワッサンの姿…
週末、子供たちと一緒に 地元の秋祭りに参加した。 町内の祭りではない。隣町のお祭りである。 (nの住まいは、いくつかの町の境目にあります。) 今年で 参加し続けて7、8年になる。 山車を引いて、知った近所を練り歩くわけですが 静かな佇まいが目を引く…
子供たちの様子をちらちら見ながら、 土木漫画を読み始める。 第一巻が読み終わった。「さて、どんな方が描いて(書いて)いるのだろう?」作者のお名前は、とってもリリカル。「お若い女性かな?」 あとがきに作者のことが載っていた。 社会人になった息子さ…
近所に 長男と次男お気に入りのキッズスペースがある。電車や車、建機などのおもちゃと絵本が 所狭しと並んでいる。男児には夢のような空間である。 そこは大人向けの展示物もある。 読み物もある。展示の内容は鉄道、建機、土木関連などで ラインナップはか…
「マッチ売りの少女」では、少女の命は マッチの如く、はかなく燃え尽きてしまう。 クリスマスの夜だったか、大晦日の夜だったか・・・。 私たちの”チキン売りの少女”は、大丈夫であろうか。 習い事の長女を送り届けた帰り道、再びお店の前を通る。 自転車で…
昨夕、長女の習い事があって送り迎えを付き添った。ママチャリの後部座席から長めにはみ出る?長女を乗せて、 目的地まで母、ひたすら疾駆!移動スタイルは、保育園時代と何ら変わっていない。 長女は、現在小学三年生。 変わったのは、 長女の体重と母の脚…
近所の公園で、子供たちを遊ばせていたら 公園のベンチで憩っていたおばあちゃんから、 貝殻のキーホルダーをもらった。 「頂いていいんですか?」 「(うなづく)。しじみ貝が家に沢山あったからね~。」 「手作りなんですか!」 「(うなづく)。 まず貝を…
お茶目で愉快なマスターのいる居酒屋は、他の飲食店と同様 夕方からの営業である。 昼間。 店先の暖簾と赤ちょうちんは、店の中へしまわれている。 阪神タイガースの旗も、細かい白砂が入った琉球ガラスの瓶も、店内だ。 外からのぞくと、店内はひっそりと薄…
旦那さんはその晩、 お茶目なマスターのいる居酒屋さんに 十数年ぶりにふらっと立ち寄った。 久しぶりすぎてもマスターはちゃんと、いちお客さん を覚えていてくれたという。 飲んでいても、プロフェッショナルである。 飲みながら、マスターには珍しく 淡々…
近所に沖縄の地酒、泡盛を出す居酒屋があった。 まだnがお酒を飲めて、 自由な時間がたくさんあった時代に旦那さんと 数回ほど行ったことがある。 その店のマスターは、 沖縄の三味線、さんしんがとても上手かった。 初めてその店に行った日 n夫婦が結婚式を…
先日、久しぶりに謎のお屋敷の前を通る機会があった。 この秋から始めた長女の習い事の付き添いで、である。 「そろそろこの辺りに来ると、見えてくるんだったよな。」 しかしお屋敷は、 いつまでたっても見えてこなかった。 純和風の邸宅は、跡形もなく消え…
昨日からの続きです。 遠巻きに眺めるだけでは、謎はいっこうに解明しない。ある日の妊婦健診帰りに 謎のお屋敷に接近してみることにした。 正面玄関の前に立つ。表札は無かった。郵便受けも無かった。住人の車やバイク、自転車などの乗り物も いっさい見当…
近所に謎のお屋敷がある。 周辺の家々とは明らかに違う雰囲気で佇み、 そこだけが異空間であった。 「なんだろう、あの家は?」 前を通るたびに、興味をそそられた。 次男の産休中のことである。そのお屋敷は、妊婦健診を受けに行く道の途中にあった。 茅葺…
夏である。 家の窓を開けっぱなしにする機会が増える。 集合住宅では、夏になるとご近所さんの声が聞こえやすくなる。 休日の午後。 廊下に近い部屋で洋服の整理をしていたn。 バタン!と乱暴に閉まるドアの音を聞いた。 うちか? 違う、上の階からだ。 「…
てやんでぃ!のご店主は、 さらに興味深いことをおっしゃっていた。 「待てないんだ、年寄りは。」 「いつまで客を待たすんだ!って怒り始める。 こっちは注文を受けてから、オムライスを一つずつ作るから、すぐになんか出来ない。」 逆だと思っていた。 怒…
近所に 元旦から営業している、洋食屋さんがあります。 この時点で、他の洋食屋さんとは一線を画しています。 さらにこのお店の特長は、 オムライス定食に、冷奴がついてくる。 生姜焼き定食に、酢の物がついてくる。 スタミナハンバーグ定食に、おから和え…