求人広告 見せられて、魅せられて。
妹が教えてくれた。
「ねぇ。お姉ちゃんの会社、また求人広告出してるよ。」
元いた会社のHPや求人広告は、まず見ない。
今の会社にいち早く慣れ、
今の仕事をいち早く覚えたいから、
昔を振り返っている暇などないのであった。
とはいえ、若干気になるので
求人広告サイトに社名を入れて検索してみた。
…ほんとうだ。
今度は、どなたが辞めるのだろう…。
去年一年間に連続して4人が去った、nの前の会社。
残された同僚は
さぞかし大変だったろう、そして現在も。。。
そこから更に、もう一名の退職者が出るのかぁ。
小企業に独特の、あのカツカツな感じがよみがえってきて、
なんだか息苦しくなった。
nがいろいろな点で諦めたかつての仕事は、
魅力的な文章で説明され、魅力的な給与額が提示されていた。
のびのびとした職場環境、
面倒見のいい先輩スタッフ、
仕事のやりがい、
日本の最先端技術に触れられる業務上の知的な喜び、などなど
応募者を刺激する文章が踊っていた。
元社員は思う。
記載内容のどの箇所も間違いは、ない。
求人広告の運営会社は、
見せ方のプロである。
魅せ方のプロでもある。