neillot’s diary

サラリーマンで三児の母の、はちゃめちゃ感あふれる日常

のし袋と昔話2/5

まもなくして旦那さんが起き出してきた。

「テーブルにあるのし袋、見た?」

 

こちらが聞く前に、切り出す。

 

「見たよ。誰かにお礼をされるような、いいことをしたんだね。」

 

「そうだよ。エヘヘ。」

 

ニヤニヤしている。

 

「おれ、ちょっといいことをしたんだよ。」

 

「えー、どんな?」

 

「フフフ…ムフフフ。」

 

この含み笑いは何なのか。

 

妄想の思い出し笑いで、悦に入っている不審人物である。

 

「どんなこと?子どもたちが起きたら、教えて。」

 

「いいよ。」