おふざけの力2/2
次男がシクシク泣いている横で
長女と長男は、今日の遊び(暴れ)が足りていないのか
お布団に入っても、しきりに騒いでいた。
長男、こちょこちょ攻撃を長女にしかける。
長女、こちょこちょ返しで応戦する。
長男、こちょこちょがエスカレートする。
長女、堪りかねてキックを繰り出す。
長男、キックされた勢いで襖にぶつかる。
ボカーンっ! 襖が鈍くたわんだ。
長男「いった〜!ぶつかっちゃたよ〜。うっはっはっは!」
長女「あっはっはっは!」
長男長女「あは!あは!あはははは!」
爆笑の渦である。
眠りにつく前とは思えない、テンションの高さである。
それを聞いていた次男、
「ウフッ。ウフフ…ウフフ…。」
笑っていた。
全力でおふざけに走る長女長男がいなかったら、
母一人の力で次男を泣き止ませることは
出来なかったとおもう。