誰が、料理を食べるのか問題1/3
珍しくその週末は
旦那さんがお休みだった。
朝から張り切っている。家族に手料理を振舞いたいらしい。
「朝は、新鮮な魚を買いに行こう。一緒に行く人!」
やだー、行きたくない。
ぼく、家にいる。
ぼくも。
旦那さんのお料理熱の盛り上がりなどお構いなしに
子どもたちの返事は、つれない。
妻は、
いろんな種類のお魚が見られるよ!
もしかしたらお魚に触れるかも!と子ども達をノセた。
ようやく
希望者を二名出した。
白身魚とアサリを買ってきた旦那さん。
それにトマトとニンニクとオリーブオイルを足して、美味しいお料理を作ってくれるらしい。
その名も
こじゃれたイタリアンです。
nは一度も作ったことがございません。
理由があります。
数年前、パエリアを作った時
子ども達からめっぽう不評だったから。
おまけに黒いムール貝を、
こわい…と言って一切受け付けなかった。
その時以来
しばらくは、給食に登場するような
お子様の定番メニューを作っていこうと決めたのだった。
果たして旦那さんのアクアパッツァは…
スペイン料理はNGでしたが、イタリア料理はいかに…?!