リカちゃんハウスにみる理想の家族像とは1/2
近所におもちゃを貸し出している施設がある。
その施設で
次男はお人形のハウスを借りてきた。
「リカちゃんハウス」
nの家にも昔、同じものがあった。
懐かしく眺めると、現代のハウスでは所々に改良が加えられていた。
目立つ改良の一つに、ハウス全体が音付きになっていた。
喋る家電があるからであろう。
30年前のハウスは
どこもかしこも無音だったけれど。
試しに
キッチンに備え付けられている固定電話のボタンを押してみた。
ママからの連絡が流れる。
「リカちゃん。双子ちゃんの幼稚園のお迎えよろしくね。」
・・・友だちと遊ぶ約束してたのにい。(リカの反論)
「もしもし?リカちゃん。夕飯の用意お願いね。」
・・・無茶振りなんですけど。(リカの心の叫び)
その他
「電動自転車を充電しておいてね。」だの
「お買い物行ってね、エコバッグ忘れずにね。」だのと
ママのご要望と諸注意は、限りない。
そんな言いつけを、健気に守るリカちゃん…。
反抗期は、無いらしい。
昔も今もリカちゃんは、女児が憧れるアイコンであろう。
nも昔は憧れていたと思う。
母親になった長女のnは、思う。
果たしてリカちゃんは、憧れの対象になり得るのか。
多兄弟(しかも自分以外は、未就学児)の長女ですよ、リカちゃんは。。。
ママからの期待値が、ものすごく高そう、、、。