泣き疲れて寝てしまう10歳
公園へ出かけた。
いまどきの公園は、子供のための遊具は少ない。
年配者のための健康器具が多い。
その公園にも、脚の屈伸運動を促すバネが付いた健康器具があった。
その器具(遊具?)で長女は
盛んに跳ねていた。
トランポリンのようで、楽しそう。帰る直前まで、ずっと弾んでいた。
帰宅後。
食べ終わった食器の片付けをなかなかやらない理由で、長女はnに叱られた。
ソファーで泣いているうちに、
動きが止まった。
やがて寝息が聞こえてきた。
すーすー。すーすー。
規則正しい呼吸音。
「ねぇね、寝ちゃったよ。」と長男が報告しに来た。
n「今日はそんなに疲れるほど遊んだっけ?」
長男「ぼく、ぜんぜん疲れてないよ。たぶん泣き疲れて寝ちゃったんだね。」
n「赤ちゃんぽいね。ぷフフフ。」
次男「ねぇね、赤ちゃんね。ぷフフフ。」
誰かを赤ちゃん呼ばわりする時、すかさず加わる
末っ子の次男。
その夜長女は、
夜の10時半頃までギラギラしていたのは言うまでもない。