次男の誕生日へのメッセージ2018
Kちゃんへ
毎年、家族でお祝いできることが
とても嬉しいです。
Kちゃん以外のみんなは
生まれ月が春~初夏に固まっているから
久しぶりのお誕生会なのです。
「ぼくだけおたんじょうび、はなれてる。」
「いちばんさいご(のお誕生月)は、やだ!」
誕生日が一人だけ離れていると、
家族のみんなは
特別な気分になるみたい。
お姉ちゃんは、
張り切ってお飾りの輪っかを作っていたし
お兄ちゃんは、
せっせとプレゼントの折り紙を折っていたし
パパは、
Kちゃんの欲しかったおもちゃを用意してくれたし
ママは、
メッセージカードとKちゃんリクエストのお料理をいそいそと作っていました。
みんなKちゃんのお誕生日会のために
全力で?準備しました。
近所のスーパーで迷子になっても
一人でスタスタと家に帰れるKちゃんは、
もう〝赤ちゃん〟なんかじゃありませんね。
末っ子の成長は、
嬉しい反面、寂しくもあります。
とうとうこの家に
赤ちゃんが居なくなってしまったんだな…と。
過ぎ去った
Kちゃんの赤ちゃん時代=猛烈な育児の日々が、
どういうわけか
美化されて、どうもこの頃ノスタルジックに思い出されるのです。
過去を振り返れるだけの余裕が出てきたのは、
ママの育児力がレベルアップしたからだと
勘違いしがちですが、
ただ単に、子どもたちが成長したからです。
少しずつ手が離れていく、とは
こういうかとなのかなと最近感じています。
そんな手が
離れに離れて、いつか
Kちゃんのお誕生日が、〝敬老の日〟と
抱き合わせでお祝いされるようになる頃には
パパとママは
とっくのとうにこの世から離れているでしょう。
それでも
お空の上で、うきうきと誕生会の準備をしているに違いありません。
みんなからもらってきた優しい気持ちを
今度は
誰かに返してあげられる人になってください。
5歳のお誕生日、おめでとう。