やっぱり乙女なチョイスの同僚2/2
同僚「苔玉は、世話が難しいでしょうかね。」
n「霧吹きがあればいいかと思います。」
同僚「…やっぱりサボテンにします。でも前に枯らしてしまった記憶が…。」
n「○○さんはサボテン前科1犯なんですね(笑)。」
同僚「実は、サボ前科2犯だったりします…。」
n「ならば、ご興味のある苔玉を差し上げます。
それに霧吹きを付けてプレゼントいたしますので。」
同僚「霧吹きも持ってないことを、よくご存じで。」
花瓶も霧吹きも、
日常生活に絶対必要なアイテムではなさそうである。
n「苔玉は〝私たちの心〟ですから
前科3犯とらないようにお世話下さい。」
同僚「若干プレッシャーです…。」
n「苔玉への霧吹きは、軽くシュッシュッではなくて
シュッシュッシュッシュッ、シュッシュッシュッシュッ!×2回くらいやってください。」
同僚「シュッを合計で16回くらいですね。」
ぼんやりしたイメージで伝える、n。
擬音語を繰り返して、それに応えてくれる同僚。
たぶん、正しく伝わっていない。
n「植物は、お世話した分だけ
素直に生長しますから、楽しいですよ。」
同僚「nさんは、自宅で何かの植物を育てているんですか?」
n「植物というより、動物三人を育てています。」