海辺×撮影×グラビアアイドル4/4
バケツを持った旦那さんが、満面の笑みで海から上がってきた。
「お魚とれたよー!たくさん!!」
周りにいた子供たちがうゎーっと群がった。
メダカくらいの小さなお魚がたくさん入っていた。
「お魚さんだーっ。」
撮影は続いている。
岩にもたれかかる、グラビアアイドル。
男性諸君が恋い焦がれるポージングで、カメラに向かって困り顔を作る。
両腕をついている岩、ごつごつしてて痛そう。。。
反射板の光、すさまじく暑そう。。。
彼女以外、スタッフが全員男性だが
こういう現場に女性スタッフは、配置しないものなのだろうか。。。
悩ましげな雰囲気を醸し出すアイドルの横で、
家族色を全面に押し出し
捕まえたお魚で盛り上がる海水浴客たち。
相変わらずミスマッチな光景が広がっていた。
旦那さんは、
グラビア撮影には気付いていたのだろうか。
思いっきりカブっていたが…。
「あぁ大丈夫だよ。人が写ってても、背景を加工できるから。」
気づいてたのか。
「nもああいう布面積が狭い水着、着てみたら?」
妻に気付かれず
子どもたちに気付かれず、
こっそりと
見るべきところは、ちゃんと見ている。