旦那さまの隠れた才能1/3
週末に学校公開があった。
今春に長男が入学したので、
学校公開に連れて行くメンバーは、未就学児の次男のみ。
ちょろちょろ動き回り騒ぐことには変わらないが
見張りの対象が一人なだけ、だいぶ楽になった。
長男の教室内での休み時間のこと。
長男は、さっさとお外へ出てしまったが、長男の席の隣に座る男の子は
折り紙で遊んでいた。
ハサミを使って、切り紙をしていた。
三角形に2度折った折り紙のあちこちに
切り込み模様を入れている。
とても集中している。
次男は、何が始まるのだろう?という様子で
ちょきちょきに見入っていた。
「見て!」
男の子は、広げた折り紙を
次男とnに見せてくれた。
「じょうず!じょうず!」
「おにいさん、すごーい。」
そこへ
その男の子のパパがやって来た。
「お、アラベスク模様か。ちょっとパパに貸してみ。」
男の子は、パパに
水色の折り紙とハサミを手渡した。