中でも当時、一番謎だった歌は
清少納言の一首
よをこめて 鶏のそらねは はかるとも
よにあふさかの 関はゆるさじ
であった。
当時中学生のnは、
現代訳を読んでも、さっぱり分からなかった。
(中国の故事にならって)鶏の鳴き声をまねてだまそうとしても
逢坂の関は、通さないのですよ。
… ?
なぜ、おおさかの関所?
春野の野原とか、月夜とか、もみじ、とかなら
歌のモチーフとして詠み込まれても分かるのだけど・・・。
歌の背景と、
メタファーが隠されていたことを知ったのは、
もっと後
大人になってからだった。
実は
つい最近知ったのであった。