監査の後で…教えてください人事さま
先週、企業様が監査に見えました。
なんでも最近、海外支社で
機密情報が漏れた事件が二回ほどあったそうで、その対応策の一環だそうです。
とはいえ
和やかにお話をされて、穏やかに帰られていきました。
漏えいの隙は、一部でも見逃さぬ!といった
「ただじゃおかないぞ」的な圧迫感は微塵も感じませんでした。
もしかしたら零細企業へは、監査
という名の
たんなる挨拶回り だったのかも知れません。
今回の監査で、対応に一番奔走したのは事務方だったと思います。
こんなことをこぼしていました。
事務「私、思うんですが。書類をしまったり、顧客情報を毎回隠したりと、こんなこと日常的にできますかね?
業務に大きく差し障りが出るよ。」
n「そうだね…いつも使う書類を、鍵をかけた戸棚にその都度しまうなんて、あまり現実的じゃないね。」
事務「どんなに厳重に鍵をかけても、盗む奴は盗んでいくわけで…海外旅行のトランクみたいに。」
n「顧客情報をどんなに厳重に管理しても、盗む奴は盗んでいく、というわけか…。」
事務「それが何としてでも欲しい情報だったら、なおさらのこと。奴らは必ずや盗み出しますよ。」
n「どうしたらいいものかね…。産業スパイ対策でも練ってみる?」
事務「大企業ならばね…。というかスパイの方から、わが社なんて相手にしないでしょう。」
n「ですよね。ちっぽけ企業だもの。」
事務「上場しているわけでもないし。」
子どもは、自己肯定感が高まるように育てよ、
言いますが
社員には、どうやったら自社肯定感が育つのでしょうか…。
教えてください、人事さま。