neillot’s diary

サラリーマンで三児の母の、はちゃめちゃ感あふれる日常

常務に問う 「黒のトロンボーン」1/5

こんな歌がある。

「黒のトロンボーン」 

 

歌詞はこうである。

 

黒のトロンボーン

モノトーン

きれいな トロンボーン

 

渦巻きの 蓄音機

退屈する私に さるぐつわを

 

黒のトロンボーン

モノトーン

夜の原住民

 

神も許す

かわいい あの子

私のベットで

口ずさむ あの子

 

黒のトロンボーン

モノトーン 

彼女は 半分 私に寄りかかる

ヌードで 震えながら 

 

理不尽にも 毒を盛る

私の 侵略者

 

黒のトロンボーン

モノトーン

我が人生の 秋

 

もはや誰も 私を 驚かさない

私は 諦め

それで 終わり

 

 

出典 "Black trombone"  by  Serge Gainsbourg

試訳 neillot

 

 

 

原曲はフランス語です。

フランス語の名詞には、女性と男性があります。

トロンボーンは、男性名詞でした。

 

したがって

歌詞の途中でいきなり出てくる「彼女」とは

トロンボーン を指しているわけではありません。

 

「彼女」とは「かわいいあの子」で

「私」に体をもたれかけ、小声ではな歌を歌っています。

 

服は着ていない。

 

寒いか?寒くない。

 

寒さからくる震え、とは別種の震え

に襲われているようです。

 

かよわい小動物 を想像しがちですが、

実は、てごわい肉食動物です。

 

毒を盛って「私」を捕らえた、捕食者らしい。

 

 

「私」は、素敵に枯れたシニア。

 

「私」にも、春があり、夏があった。

秋にさしかかった今、

 

諦めることにも慣れました…。

 
 

昔は、気持ちも行動もプレイボーイ

今も、気持ちはプレイボーイな 男性が

若いコと付き合う悲哀

 

を歌っているようにnには思えます。

 

 

この曲を初めて聴いたのは、10代でした。

20年が経った今

会社勤めも10年になると、こんな脅しも思いつきます。

 

 

「この歌に

お心当たりはございませんか、常務?」