その費用、家が一軒建ちます!3/3
直接会って話を聞いてきたお兄さんによると、
姉二人は、ぼったくり被害にあったとは
さらさら思っていないらしかった。
「新しくなって良かった。より快適になって良かった。」と思っている模様。
一戸建て住宅が建ちますが…?という請求金額にも
動じていない。
お兄さんは、
「老後の資金は、大丈夫なのか?」という
一番大事なポイントを心配した。
姉二人は、とっくのとうに退職している。
「あぁ、それなら全然問題ないよ。」
「支給される年金は余っちゃうし、私たち老後は心配ないのよ。」
との余裕の答えが返ってきたそうな。
驚きのリフォーム費用も
姉二人にとっては、痛くも痒くもない金額だったようだ。
「若い頃に自分で稼いだお金を、どこでどう使おうと、自分たちの勝手である。」
「遺産を残すべき子孫もいないし、
それに遺産と呼べる金額でもないから、自分たちの代で使い切りたい。」
と言われて、お兄さんも、nの父も
「さ、さようでございましたか…。」
と引っ込んだ。
その歳に、その状況に、
なってみないと分からないことも
沢山ある。