同僚の復帰2/3
同僚の復職お祝いランチ会をみなさんにお知らせし、
数十名がご参加となった。
nは前日
参加者にリマインダーし
幹事の仕事はおしまい、であった。
しかし。
スーパーソームは、別の動きをしていた。
ダメもとで社長さんに掛け合った。
ランチ会当日の朝
nが出勤するなり、ソームは会社の入り口から飛び出してきた。
「うわっ!」
驚くn。
「nさん!今日のランチ代は全額会社で持ってくれることになりました!
昼休みも一時間半ほど取っていいそうです!!社長さんに相談しました!」
裁判所から駆け出してきた、弁護士のようである。
手には「勝訴」と書かれた紙を、高らかに掲げる あれ。
自分たちが好きで催した(というか、nの独断で催した…)
ランチ会の全額負担と、昼休みの延長を
めでたく会社から勝ち取った―
ソームは、勝訴の紙こそ手にしてはいませんでしたが
絵的にも、意味合い的にも正真正銘の「勝訴」といえよう。
裏幹事、スーパーソーム。
交渉上手です。
「ということで幹事さんが一括で全員の飲食代を払って、後から請求しに行きましょう。
なので。nさん、お金だいじょうぶですかね?」
・・・全然だいじょうぶじゃないです。