私は小さくなりたい
「長さを知りたいとき、自分の手で測れたら便利なんだよ。」
旦那さんがなにやら
子供たちにレクチャーしている。
「じぶんの親指から小指までの長さは何センチかな?
知っておくと、物差しがなくても長さが測れるよ。」
わたしの手、何センチか測ってみたい!
パパ、ぼくのも測って!
ぼくも!
子どもたち
旦那さんに自分の手のひらの長さを測ってもらう。
長女、15センチ。
長男、14センチ。
次男、13センチ。
男の子は、やっぱり手が大きいようだ。
長女との身長差はかなりあるのに
手の大きさの差は、わずかに1センチ、2センチである。
「自分の手がいくつ分あるかで、大体の長さがわかるんだよ。
たとえばこのテーブル、手のひらのいくつ分だろう?」
子どもたち
手のひらを当てて数えている。
nに
「測っててみる?」と旦那さん。
ええ?…ええ…。
「20センチ。」
「あれ?おれと一緒だ。」
やや心外そうな表情の旦那さん。
そうです、あなたは
自分の手のひらと同じ大きさの女性と
結婚したのですよ。