neillot’s diary

サラリーマンで三児の母の、はちゃめちゃ感あふれる日常

すけすけつるつるじゃなく、もこもこを

ここ数週間、ハロウィンパーティーで着る
黒マントを探していた。


買いにいく手間も時間も見いだせないためネットで検索していたが
目ぼしいものが見つからないまま、月末を迎えた。


先週末、近所の路上に
ハロウィングッズを売る店が出ていた。


ここに、探しているマントがあるかも知れない。



「どうぞお手にとってご覧くださいね~。」

背後から優しい声がした。


ピンクのかつら(もしかしたら地毛?)、
水色のカラーコンタクト、ゴスロリ風のアクセサリー。

声の主は、店員さんだった。


かわいらしい声と相まって
ハロウィンの変装、というより いつものコスプレ
といった雰囲気を醸し出している。


長すぎない黒のマントを探している
と伝えた。


「女性用でお探しですか?でしたら、こちらの方になります。」

「レース地のマントもかわいいんですけど、寒いんですよね。」


10月末に
すけすけのレース地は、たしかに寒い。
つるつるのサテン地も、やっぱり冷たい。


「マントじゃないですが、こちらのケープは羽織ると温かいんですよ。」


もこもこである。
丸いぼんぼんも付いていて、ラブリー。


「こちらのケープは、このバニーちゃんのドレスとお揃いなんですよ。
いかがですか?ご覧になりますか?」


バニーちゃんドレスを手に取り、笑顔で薦めている店員さん…。


薦めるお客さんを、絶対に間違っとる…。
仮装でも、趣味でも、仕事でも、バニーちゃんドレスは
n…恐らく着まい。


丁重にお断りして、
もこもこの黒ケープだけを買った。



長女はそのケープを羽織って
ハロウィンパーティーに出掛けるのを
楽しみに待っている。