neillot’s diary

サラリーマンで三児の母の、はちゃめちゃ感あふれる日常

伯父2

がぁこは
車のエンジンの音で、伯父が来たことが分かるのだそう。

私たちが訪れた時も、エンジン音を聞き付けて
岸辺まで泳いできていた。


「なつくとかわいいだろう?」


がぁこは
一羽の水鳥を従えて泳いできた。

伯父によると「しげじ」という名前だそう。
がぁこの旦那さんであるという。


「しげじは餌を食べない。がぁこに遠慮してるんだ。」


伯父の言う通り
しげじの目の前に餌を投げても、しげじは食べない。
がぁこが全部横取りしている。


気の強いがぁこと
つがいになってしまったせいで
昨春は、北へ渡っていけなかった。


そう、しげじは渡り鳥であった。

かるがもの類ではないか、とのこと。


「他の鳥たちが北へ帰っていく中、しげじだけは
この池にとり残されてたんだ。」


帰り道、橋のたもとに車を止めて
遠くから
がぁことしげじを眺める伯父。

手にはバードウォッチング用の双眼鏡を持っている。


この熱心さは

あひるやかるがもが、自分になついてかわいい
という理由だけではないと思う。